「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「名前が嫌だ」と私をブタナいで! 

私がブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)の大群落に遭遇したのは、21年前のこと。 宮沢賢治の樺太への旅を検証する極めて学術的な調査に、ひょんなことで参加したのですが、サハリンに渡る直前、稚内市の草原にびっしりと咲き誇るこの花を初めて見て、 「へぇ…

桔梗のお姫様はじゃじゃ馬娘

ヒナキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)。 2年前に高松で見かけたこの花。 それまでも見かけたことはあるのかもしれませんが、はっきりと認識したのはその時が最初。 川越水上公園内を散歩していたら、この花独特の10〜20センチメートルの細い茎をた…

ナヨクサフジの白花に出会う

ナヨクサフジという名前から、クサフジの中で特になよなよしている植物のような気がします。月からやってきた絶世の美女である「なよたけのかぐや姫」をすらイメージしてしまいます。 綺麗ですよ、確かに。大群落を形成するのでより鮮やか。 園芸植物ではな…

こやんぴに水難の相が・・・笑えない笑い話

昨日のことになるのですが、朝、ラジオ講座で英語の勉強をしていた妻が、突然大きな声を上げました。 「うぇあっぷ」 意味不明。 「どうしたの?」 と声をかけようとした瞬間、私の着衣にお湯が降り注ぎました。 妻の手元にある湯飲み茶わんがひっくり返った…

今年初めてのオオカマキリ、小さい!

庭の花を眺め、かつ、カメラに収めていたら、ドクダミの花にオオカマキリの子どもを見つけました。「オオカマキリ」とは名ばかり、何とも小さなオオカマキリです。何齢の幼虫なのでしょうか? まだ卵鞘(らんしょう)から飛び出してそれほど経っていないと思…

色づき初めぬ ヒイラギナンテン

ヒイラギナンテン(メギ科メギ属)の実の色が変わり始めました。 4月下旬には、ルイヨウボタンのような瑠璃の色。それが少しずつ青紫色を濃くし、ブドウのような姿に変身の真っ最中。 下の写真が、4月下旬の頃の様子 どんな花だったかというと、まだ花の少…

栴檀は双葉より芳しいわけでは・・・。でも・・・。

センダン(栴檀、センダン科センダン属)の花、今年は4月が寒かったために、少々遅れめ。 それにしても、さすがに花の盛りは過ぎたようです。 今年は、花の写真をアップで撮る作業をさぼってしまいました。緊急事態宣言発令下とはいえ、「お散歩へたっぴカ…

稲田でダンスを踊りだしたアオサギ

田植えが行われている水田に、餌を求めてアオサギが舞い降りてきました。 水が張られた田の中には、カエルやアメリカザリガニなどがいるのでしょう。 アオサギは、体色こそ違うものの、顔形がダイサギやチュウサギに実によく似ています。 それもそのはず、こ…

桜の実たわわに(大島桜、染井吉野)

オオシマザクラの実が色づいてきました。 毎年、オオシマザクラはたくさんの実をつけます。 夕陽を浴びているので、少し色が変ですが、下の写真はソメイヨシノの実。 ソメイヨシノしか植えられていない場所では、実の付きが悪いソメイヨシノですが、すぐ傍に…

白詰草ではなく白い赤・・・

訳の分からない表題ですが、次の写真がそれ。 ええっ? 白いのだからシロツメクサでしょ、と思いますよね。 でもこれは、ムラサキツメクサ(通称はアカツメクサ、マメ科ショジクソウ属)の白花なのです。 横道にそれますが、ムラサキツメクサという名称につ…

ユキノシタ そう言えば井戸端に咲いていましたっけ

庭でユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)が咲き始めました。 よく見かける花ですし、派手さもありませんが、なぜか心惹かれます。 打ち上げ花火のようにぱっと広がっているし、花弁のうちの2枚だけが大きくて髭を生やしているお爺さんのよう。葉の縞々…

キャベツからモンシロチョウが!

私の住む地域は農村地帯。 有難いことに、親戚の農家などから無農薬の新鮮野菜をいただくことがあります。 ここのところ、キャベツが何玉も到来しました。ありがたいことです。 スーパーマーケットで購入するキャベツに虫がついていることなどまずありません…

ドクダミの花をちょっとだけ詳しく

ドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属)。 ほんのちょってですが、花の構造を確認してみたいと思います。 下の写真は、咲き始めたところ。 「花びら」4枚のうち、3枚が開き、1枚はまだ準備中です。 開いていない花びらの奥に、蕾が見えていますね。 以前にも書…

今日は雨降り なんじゃもんじゃ

数日前の散歩で出会った植物たち。 まずは、ナンジャモンジャ。 各地で、あまり見たことのない樹木を「ナンジャモンジャの木」と呼んでいるようですが、これもその一つ。 私も、信州の某所でこの花を見たとき、樹木名の表示がなかったので、まさに「なんじゃ…

ホタルブクロの白花が開花

ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)の白花が開き始めました。 ドクダミ(ドクダミ科ドクダミ属)も。 4枚の花弁に見える部分は、総苞(そうほう;蕾の際に花を包み込んでいるもので、葉が変形したもの)であって花弁ではありません。 本当の花は、真…

カタバミよ、お前もか!

人間による「開発」という営みの影響は植物の世界にも。 本来は湿潤な日本ですが、乾燥し荒れた場所が増えているため、そのような過酷な環境をものともしない外来種がはびこるようになりました。 そんな中、ムラサキカタバミが勢力を伸ばす中、おやおや、日…

井戸端会議に夢中なカラスビシャクたち

カラスビシャク(サトイモ科ハンゲ属)。 「ハンゲ属」ということは、7月初旬の「半夏生」の頃に、葉っぱの半分ほどが白く化粧をするハンゲショウ(半夏生。半化粧とも。)の仲間? いいえ、あれはドクダミ科。 ハンゲとは「半夏」というカラスビシャクの根…

波紋を広げる(?)蝶

写真の蝶・・・よく見かけるチョウです。 普段なら、「あ、ジャノメチョウだ!」で終わりにしてしまうところですが、自治会の役員を退任した上に、ステイ・ホームで時間がたっぷりあリます。 確かにジャノメチョウなのですが、少々小ぶり。やはり、気になり…

ユズリハの若葉育ちゆく

ユズリハは、雌雄異株です。 花が咲いているころは、どちらかというと、雄木の方が派手で、雌木は目立ちません、これは、雄木の方が、細かな花の密集度合いが雌木に勝るから。 でも、これからは、雌木が主役です 緑の色が濃く垂れ下がり気味の昨年の葉と、そ…

冬鳥の去った池でゴイサギに遭遇

川越水上公園の修景池は、冬鳥たちが北の空に向かって旅立ってしまったので、急に静かになりました。 ボート営業もコロナ禍対策の一環で休止になっていますので、静かさが際立ちます。 そんな修景池に、午後6時頃になるとやってくる小柄な鷺がいます。夜行…

ヒナゲシの咲く休耕田に出会って

ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 保健の先生を除き、教師も生徒も男だらけの高校に通っていました。 当時の教科書は最近のカラフルな教科書とは違い実にシンプルなつくりでした。したがって、国語の教科書に載っていた情熱あふれる与謝…

ニセアカシアの花を天ぷらにして

今日は暑かったですね。5月にして真夏日。7、8月にはどのようなことになってしまうのかと心配してしまいます。 朝のうちは、湿気を感じるものの、まだまだ快適でした。 今年のニセアカシアの花は、4月が寒かったので開花が遅れました。昔でもGW中には満…

夕方の散歩は暑かった!

朝はまだ雨が残っていたので、散歩は中止。 すでに役員を退任した自治会からの依頼仕事をこなしていたら、もう午後4時を回っていました。 外に出てみたら日差しがまぶしい! そして暑い! この時期は、着るものに苦労しますね。 あまりに日差しが強いので、…

ユウゲショウ 儚げな名前なのに

ユウゲショウ(アカバナ科マツヨイグサ属)。 「夕化粧」・・・なんと艶やかで儚げな名前なのでしょうか。源氏物語の「夕顔」のイメージ。 艶やかではあります。今では野生化していますが、明治時代に園芸植物としてアメリカ大陸から日本にやってきたお嬢様…

外来種とは思えない可愛さ「豆軍配薺(マメグンバイナズナ)」

マメグンバイナズナ(アブラナ科マメグンバイナズナ属)・・・私がこの花の存在を知ったのは、そう古いことではありません。 多分外来種だろうとは見当をつけていて、 「つい最近、どこかからやってきたのだな。」 と思っていました。 ところが、明治時代に…

抜けるような青空、でも、ちょっと冷たい北風。

当地では、数日雷雨が続きました。雷様も、 「日本のコロナ対策、なっとらんぞぉ。」 とお怒りのようですが、怒りの対象になっている人たちは、埼玉県川越市近郊の古くからの言葉でいうと「へ~さらぱ~さら」なのかもしれません。 ※ 要らずのがなの注釈 と…

花弁に文字を記す筆まめな豆?

4月14日のブログに、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、そしてその中間雑種であるカスマグサについて記しました。 下の写真は、スズメノエンドウのアップ。スズメノエンドウは、カラスノエンドウと違い花の大きさが数ミリメートルなので、ごちゃごちゃっ…

田植えを間近に控えて

今朝は田んぼを巡る散歩。 私の生まれ故郷であり、ほんの一年半を除き今でも住み続けている当地は、純農村地帯でした。今では農家以外のお宅の方が多く、世帯数も60、70年前のほぼ10倍。 それでも、まだまだ農地が多く残っています。 農家は今大忙しです。田…

こやんぴ、昆虫の分類名をぼやく

カントウタンポポに小さなハナアブが。 コンデジなのでピントが甘いのはご容赦いただき拡大してみると・・・ フタホシヒラタアブ(ハエ目ハナアブ科)の雄ではないでしょうか? ハエやアブは、4枚ある翅のうち後翅2枚が退化しほとんど見えないため、昔は「…

いつでもどこでもラジオ体操

ステイホームで運動不足気味。 カメラ片手のご近所散歩だけでは、物足りない。 そこで、つい最近、NHKの「テレビ体操」を見ながら「みんなの体操」や「ラジオ体操」に取り組み始めました。 当たり前と言えば当たり前なのですが、「テレビ体操」はたとえビデ…