「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

こやんぴに水難の相が・・・笑えない笑い話

 昨日のことになるのですが、朝、ラジオ講座で英語の勉強をしていた妻が、突然大きな声を上げました。

「うぇあっぷ」

 意味不明。

 

「どうしたの?」

と声をかけようとした瞬間、私の着衣にお湯が降り注ぎました。

 妻の手元にある湯飲み茶わんがひっくり返ったのでした。

 

 幸いなことに、茶碗の中身は、毎朝飲むことにしている温い白湯。しかも、かかったのは少量。したがって火傷の心配はまったくありません。

 

 ところが妻は敏捷です。早速台所に立っていきタオルを数枚抱えて帰ってきました。

 その間、私には、古新聞を何枚か用意するように指示を与えながら。

 

 私の着衣の水分をふき取るのに、随分と大げさだなぁ、そう思っていたら、なんと! 妻の関心は、つい最近購入した絨毯にあったようです。

 私から新聞紙を受け取り、絨毯の下に敷くとともに上からも抑えて水分を吸い取ったうえで、タオルで丁寧に水をふき取りました。さらに、ドライヤーで乾かすという手際の良さ。

 

 私の偉いところは、

「おい、あんたにとっては俺より絨毯の方が大切なのか!」

などとは決して言わないこと。

 我ながら大したものです。

 

 ちょうど古紙の回収日だったので、黙々と古紙を十文字に縛る作業に専念したのです。

 

 そして、たくさんの古紙を両脇にかかえ、勝手口から外に出ました。

 両脇に荷物を抱えているので、ドアの開け閉めが大変。

 でも、そこはさすがゴミ出しの大ベテラン、指先でちょいのちょいとノブを回し、おなかを使ってドアを開け、ちょっとした隙間から外に出ることに成功。ドアを閉めるためにはお尻を使います。ど~ん。

 

 さて、重い古紙を抱えているので重い腰状態であるにもかかわらず、「よいこらしょっ」と体制を立て直し、家から出ようとしたその瞬間・・・・

 雨が降ってきました。晴れているのに土砂降りです。いきなりずぶ濡れ。

 でも、なんか変。

 濡れたのは下半身。雨が下から降ってくるとは、はて面妖な。

 

 あっ! 分かった!

 これはひどい。散水用のホースの元栓を閉め忘れたので、足でノズルのスイッチを押してしまったのでした。

 

 慌てて元栓を占め、粗相をしたためにズボンまで濡れた幼児のような情けない恰好のまま、人目を気にしつつ古紙を回収場所まで運んで帰ってきました。

 

 結局、下着をすべて替える事態となってしまいました。

 

 きっと、昨日の朝の私には、水難の相が出ていたものと思われます。

 

 傍らで一部始終を見ていたであろう紫陽花の「墨田の花火」が、おかしさをこらえきれなかったのでしょう。花をほころばせ始めました。

 

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