「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

桔梗のお姫様はじゃじゃ馬娘

 ヒナキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)。

 2年前に高松で見かけたこの花。

 それまでも見かけたことはあるのかもしれませんが、はっきりと認識したのはその時が最初。

 

 川越水上公園内を散歩していたら、この花独特の10〜20センチメートルの細い茎をたくさん見かけました。

‥ あれ、いつの間に川越にやってきたのでしょうか?

 

f:id:koro111koyampi:20200530204419j:image
f:id:koro111koyampi:20200530212451j:image

 

 花は1センチメートルほどしかなく、一茎に一つ咲くか咲かないかなのですが、色も形も桔梗によく似ています。

 いかにも日本的な風情のある花ですが、あれまあ、これも外来種。近年、その生息域を急速に拡大しているらしい。

 

 一茎に一つの花をつけるかつけないかだというのに、生命力が強くてじゃじゃ馬なのは、花を咲かさずに種をつくる「閉鎖花」をたくさんつけるから。

 

 同じ属には、ちゃんと在来種が存在します。

 属の名前となっている「キキョウソウ」と思いのほか、キキョウソウ外来種

 

 純国産のキキョウソウ属の名前は、「ヒナギキョウ」。

 「ソウ」がなく、「キキョウ」の先頭の「キ」が濁って「ギ」になっているだけで、あまりにも似た名前。半化粧

 

 この属の植物に名前をつけた先生は、わざとややこしくして、テストで学生を悩ませようとしたのでしょうか?