ハンゲショウと半夏と半夏生
七十二候の一つである「半夏生」は、夏至の約10日後。今年は7月1日がこれに当たります。
「半夏生」の頃に花を咲かせるのが、ハンゲショウ(ドクダミ科ハンゲショウ属)。
穂状の花よりも、白くなる葉の方が目立つ植物です。
当地には、まだ自生地が残っていますが消滅寸前。
写真の花は、ご近所の庭に咲いているもの。
ところで、「半夏」って何?
「梅雨とはいえ、そこそこ暑くなってきたから『半夏』?」
・・・「ありそうですね。」
・・・「それでは、半夏生の頃に咲くから『ハンゲショウ』を逆に言っているだけですね。」
うん? ならば、「カラスビシャク生」じゃないの?
そう、属名の「ハンゲ」が「半夏」。
「半夏」は、カラスビシャクの別名であり、漢方薬にもなる根茎の名でもあるのです。