JRよりも新しかったトカゲ
昨日も記したトカゲについて、もう少し。
調べてみて、びっくり!
昨日はさり気なく「ヒガシニホントカゲ」と書きましたが、実は、
「えっ、何それ?」
と思ったんですよ。
そもそも、「ヒガシニホン」を冠する動物も、植物も、あまりお目にかかりませんよね。
「ヒガシ・・・」があるとすれば、「ニシニホントカゲ」も存在するのかというと、JRと異なり、ないんですよね、これが。
で、存在するのが「ニホントカゲ」。
日本に普通に存在するのは「ニホントカゲ」だよね、そう思っていたのは私だけではありませんでした。
だって、そっくりなんですもの、「ニホントカゲ」も「ヒガシニホントカゲ」も。
ところが、分子系統学の発達により、両者が別種であることが判明し、2010年台になってから、東日本に住む多くの人がごく普通に目撃していた「あそこにもここにもいるトカゲ」が「新種」になってしまったのです。
JR東日本の成立は、1987年。
ヒガシニホントカゲは、JRよりも新しい動物だったのです。分類学上ではありますが。