「ホトケノザのこれってなぁに?」の答え
✳️「閉鎖花」の記述が間違っていました。
✳️赤い頭の花は、「開放花」の蕾でした。
✳️閉鎖花の写真は、今後、挑戦します。
昨日のホトケノザの写真は、コンデジでちゃっちゃッと撮ったものなので、ピンぼけ。我慢していただいて、ホトケノザの花に交じって存在する「赤い頭の小僧」の部分を拡大してみましょう。
ぼやっとした写真で恐れ入ります。
手前の動物の頭のようなものは、もちろん花ですよね。
問題は、奥の方の赤い丸い物体。
私は、これを蕾だと思っていました。
ところが違いました。
蕾ではなく、花。
✳️訂正します。
✳️これは、「開放花」の蕾でした。
そう、ホトケノザには、かなり手の込んだ通常の花のほかに、≪赤くて丸い≫単純な形状の花があるのです。
✳️≪≫内、削除。
では、どう違うのか?
「形が違う。」
確かにそうなのですが、それだけではありません。
≪赤丸君は、≫絶対に開花しないのです。開花しないまま、自家受粉をして種を作って役割を終えるのです。
✳️≪≫内、削除。
スミレの仲間が、春先だけ開く花をつけ、その後は秋口までずっと開かない花をつけるのはよく知られているところです。ホトケノザは、開く花と開かない花を同居させているのですね、面白い!
普通、植物たちは、他の個体から自分とは違う遺伝子を持った花粉を受け入れ、多彩な子孫を残し、その中で環境に一番合致したものが生き残る・・・そういう戦略をとり、自家受粉や自花受粉は極力避けるものだ、理科の時間にそう習ったことを覚えています。
にもかかわらず、なぜ,開かない花、閉鎖花をつけるのか?
素人の想像なので怪しいものですが、開花する花のほかに閉鎖花をつける植物たちは、開花する花によって別の形質を持つ子孫も作り気候の変動などにも配慮しつつ、閉鎖花によって長年栄えてきた形質をもしっかりと残すという戦略が、自分たち一族の繁栄につながると判断したからなのではないか、そう考えます。
スミレの仲間は種間雑種ができやすいんですってね。ですから、他花受粉だけに頼っていると、自分たちの形質を保存できなくなるおそれがあるので、閉鎖花戦略をとる・・・のかもしれません。
ホトケノザは、どうなのでしょうかね。