藪をつついて蛇イチゴ
当地では、ヘビイチゴのほかにヤブヘビイチゴも見られるのですが、ヘビイチゴに比べると個体数が少ないようです。
ヘビイチゴは、日当たりの良い場所が好き。これに対し、ヤブヘビイチゴは日影がお好み。
最近、ヤブヘビイチゴの大きな実(ヘビイチゴに比べたらの話ですが)に出会っていなかったのですが、今日、キキョウソウとヒナキキョウソウの葉の違いが分かるような写真を撮りに出かけたところ、風が強く、あまりうまくはいきませんでした。
しょんぼりして帰宅する途中、知り合いの家の北側を流れる水路の斜面に、おやまあ、ヤブヘビイチゴが実っているではありませんか。
犬も歩けば棒に当たる。藪から棒にヤブヘビイチゴ・・・
あまり冗談ばかり言っていて本当に蛇が出てきては剣呑です。当地にも毒蛇は2種類お住まいですからね。
蛇には十分気をつけながら、写真撮影。
ヘビイチゴの実は皺があるので光沢がありませんが、ヤブヘビイチゴの実には皺がないのでテカテカに光っています。
そのほか、まるまっこい葉のヘビイチゴに対し、ヤブヘビイチゴの葉はやや尖っています。また、ヘビイチゴの副萼片(萼の後)は目立ちませんが、ヤブヘビイチゴの副萼片は大きくて立派です。
話がややこしくなりますが、本当の「実」は、写真で「種」のように見える部分です。