南アフリカ原産のキルタンサス
南アフリカには、珍しい植物が多いと聞いています。
キルタンサス(ヒガンバナ科キルタンサス属)は、「珍奇」とまでは言えませんが、やはり、日本原産の花とはかなり異なった姿形です。
花弁が何とも細長い。そして、全開しても、花弁の先でほんの少し微笑むだけ。
やっと一輪だけ、開花しました。
遠慮がちの開花でしょ?
でも、香りは奔放。甘い香りが辺り一面を満たします。
本来は家の中で芳香を楽しむべきところですが、置く場所の関係で、まだ寒空に置きっぱなし。震えながら咲いてくれたのです。そろそろ置き場所を工夫して中に入れてあげないと。
バックが雑然としたところで撮影してしまいましたが、全体像はこんな感じ。今年は花が少し少ないようです。本来ならば、もっと花茎が立ち上がっても然るべきなのですが、根が詰まってしまったのかもしれません。春になったら植え替えてあげないと。
花弁の長さは8センチほど。日本名もあるようです。笛吹水仙(ふえふきすいせん)。なかなか良い名前です。