アライグマがやってきた! 悩むこやんぴ
昨晩、地元自治会の会議が無駄に長く続いたので、
「だらだら会議は、嫌なんだけどなぁ。」
とぼやきつつ、家の前まで帰ってきたところ・・・
おやっ、向かいの家の車の横に、見慣れない動物が。
私と彼女(彼かも?)、目と目を見つめ合うこと暫し。
でも、彼女(彼かもしれません。)は、ぷいっと横を向き、体を反転させると、向かいの家の奥の方に悠々と去っていきました。
アライグマでした。
アライグマは、テレビの漫画映画が可愛かったので、一時期、飼う人がいっぱいいたらしいですね。でも、テレビのラスカルと違って、本物のアライグマはけっこう暴れ者のようで、それに手を焼いたのか、我が埼玉県の野山に捨てる人が続出。
ところがどっこい、アライグマは強かった。比企の野山で繁殖し、田畑は荒らすは、人をひっかくは、で困った事態に。
人間の身勝手が生んだことなのに、比企地域では捕獲された上、殺処分になるアライグマが数知れず。捨てた人たちは、心が痛まないのか!
「かくてはならじ」、多分、そう考えたのでしょう、アライグマたち、最近、比企地域から入間地域へと生息地域を拡大しつつあります。
私も、入間川に架かる初雁橋の上から、河原で遊ぶ3頭のアライグマを見かけたことがあり、地元の市役所に連絡を入れたことがあります。でも、比企地域と違って、
「ああ、そうですか。なんなら檻を貸しましょうか。」
と、極めてクールなご対応。
「なるほど、アライグマさんたちが厳しい対応の比企地域から緩〜い入間地域へとお引越ししてくるわけだな、こりゃあ。」
と納得した次第。
増えつつあるとはいえ、まさか、家の真ん前で、しかも至近距離で、目と目を見つめ合うことになろうとは思いもしませんでした。
《 これは、フリー素材。私と見つめ合った個体は、もっと、優しげでした。 》
とぼけた顔が何とも言えない。はっきり言って可愛いです。
入間地域にもかなり入り込んでいるのに、まだ大騒ぎにならないのは、多くの人が、アライグマをタヌキだと思い込んでいるから。
「俺さぁ、タヌキ見ちゃったよ。」
「へえ〜、ここら辺、まだまだ自然が残っているんだねぇ。」
そう言えば、何年か前、入間川の堤防沿いのご近所さんが、河原住まいらしきアライグマ一家を、
「あ、タヌキの家族だ。」
と勘違いし、餌を与えていたことがありましたっけ。
それほどタヌキに似ていて、愛嬌抜群です(タヌキには、額から鼻に向けて流れる黒い毛はありませんので、この写真は、間違いなくアライグマ。)。
でもねぇ、あの鋭い爪で、ごみ集積場を荒らされたり、向かいの家の小さな子どもたちに「おいた」をしたりしては大変です。
さて、どうしたものでしょうか?
市に言えば、捕獲用の檻を貸してくれるのですが、命を奪うための行動を積極的に起こすことには躊躇があります。
たまたま、ご近所に顔を出しただけなのか、どこか近くに住んでいるのか・・・
まさか、餌付けしているご近所さん、いないだろうな。
う~ん、新たな悩み出現です。