地元の田植えは終わりました
川越市小ヶ谷は水田地帯。
清浄な地下水で育つ小ヶ谷米は、秘かなブランド米となっています。
何軒かの篤農家のお米は特に評判が高く、新規での購入は順番待ちとか。
5月中に、ほとんどの農家が田植えを終えました。
5月に雨の少ない年ですと、入間川上流域での農業用水の取水開始、流域における地下水の汲上げなどにより、入間川が瀬切れ(地上部の水が枯れてしまう事)を起こすことがあります。そうすると、魚さんや水性昆虫たちが水不足であっぷあっぷしてしまいます。
今年は5月に雨が多かったので、そのようなこともなく、ほっとしました。
私の子供の頃は、麦作が行われていたために、田植えは麦の刈入れ後の6月でした。その方が自然の摂理にかなっていると思うのですが、兼業農家がほとんどとなってしまいましたので、麦作までは手が回らなくなりました。それに、田植えの準備なども会社が休みのGWを利用した方が好都合、稲刈りも台風の被害を受ける前に済ませたいところなので、5月の田植えがすっかり定着しました。入間川の鯉さんや鯰さんたちにはちょっと迷惑な話です。
それにしても、満々と水の張られた水田は美しい。
東京近郊の我が村は、深刻な農業後継者不足。いつまで、このような光景を眺めることができるのでしょうか。