減りゆく植物と、増殖を狙う植物と
減りゆく植物の一つ オドリコソウ
作業用の自動車が河川敷に入り込むためには、道路を広げる必要がありました。やむを得ないことかもしれません。オドリコソウの自生地の一部も道路に変貌してしまいました。
オドリコソウがかなり減ってしまう、そう危惧していたのですが、ぎりぎりのところで踏みとどまった株が数株、今年も花を着けてくれました。
気がかりなのは、夏の間の強烈な太陽光を遮断してくれる樹木が伐採されてしまったので、悪い影響が残った株に及ぶのではないか、ということ。
周辺の草が伸びて、ガードしてくれることを期待しています。
増殖を狙う植物の一つ オオカワヂシャ
昨年の台風19号による洪水の被害は、思わぬところにも。
河川敷のあちこちにオオカワヂシャの小さな株が花を着けていました。上流の小さな水路に生えていたと思われるオオカワヂシャの種が、土砂と一緒に洪水で流され、入間川の河川敷にまで運ばれてきたものと思われます。
水路の中や傍に生育するのが一般的なのに、どちらかというと乾燥した草地の中にちらほら見えるようになりました。今年が最初。放置していると、数年後には草丈1メートルを超える大群落が出現するかもしれません。