特定外来生物 オオカワヂシャ
まずは写真をご覧ください。
花の形に見覚えがありますよね。
そうなのです、オオイヌノフグリの花にそっくり!
でも、太い茎から花茎が分離し、そこにびっしりと花と蕾が並んでいますので、オオイヌノフグリとは草姿がまったく違います。
この株は、高さがわずか15センチメートルほどしかないので、一見愛らしいのですが、大きくなると1メートルを超え、花がびっしりつきます。
この花の名は、オオカワヂシャ。オオイヌノフグリに花が似ているのも道理、両者ともオオバコ科クワガタソウ属だからなのです。
ユーラシア大陸の北部出身の外来生物。繁殖力が旺盛で、在来種のカワヂシャの生息域を侵害し、他の湿地性植物をも駆逐してしまうため、特定外来生物に指定されています。
かわいそうですが、当地で繁殖しないよう、写真撮影後、2株の小苗を抜き取りました。