ぎしぎし、ぎしぎし、霜でぎしぎし
今朝の雲。鯖雲と言って良いかな?
鰯雲も、鯖雲も、羊雲も、みんな巻積雲。同じ仲間。形状の違いで呼び方が違うだけ。巻積雲は天気が下り坂である証拠ですが、今日は、それほど天気は悪くならないらしい。
暖冬気味だった川越ですが、さすがに最近は霜が降りるようになり、背を高く伸ばす草本植物たちの多くが枯れてしまいました。
これはチガヤ(イネ科チガヤ属)。初夏には白穂の波をたなびかせていましたが、もう地上部は枯れてしまいました。土の下で春を待つこととなります。
どっこい、しぶといのがセイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属)。ご先祖様が北アメリカの厳しい環境の中を生き抜いてきただけに、暖かい日本の冬にはなかなか負けません。最終的には地上部が枯れてしまうのですが、まだまだ元気です。
中には、まだ花を咲かせている個体もありますし、名前のとおり種の詰まった実を泡立たせています。背の高くなる多くの草本植物の茎が枯れ果てた今こそ、種が地上に降り立つチャンスが大きいので頑張っているのかもしれません。
ギシギシ(タデ科スイバ属)は、直立する茎こそ枯れ果てましたが、根ではなく、地上部に横たわる葉(ロゼット葉)の形で冬越しをします。
紅葉するものもあり、色の少ないこの時期には、意外に目立ちます。
直射日光を浴びる前のほんの一時期、霜のフリルを纏い、
「どう? 私って意外にいけてるでしょ?」
と言っています。