センダングサの仲間たち、栄枯盛衰
当地では、在来種のセンダングサは影すら見えず、タウコギも青息吐息。今や、センダングサの仲間は外来種がほとんどとなりました。コセンダングサ、コシロノセンダングサ、そして、アイノコセンダングサ。
その中心に位置するのがコセンダングサとアイノコセンダングサ。アイノコセンダングサは、コセンダングサとコシロノセンダングサの種間雑種です。
種(本当は痩果です。)は、引っ付き虫として有名。初冬から春にかけて、草地を歩くと、頼みもしないのに衣服にくっついてきて取るのに難渋します。
《 白い舌状花を持つアイノコセンダングサ。コセンダングサには舌状花がありません。 》
コセンダングサとアイノコセンダングサが大群落で蔓延っているのに対し、その昔、栄華を極めたアメリカセンダングサは、数を極端に減らしました。何故なのでしょうね。
《 アメリカセンダングサは、在来種のタウコギに似ているので、セイタカタウコギとも呼ばれています。 》