「・・・なのだ」繋がり 面妖なるかな形容動詞(その1)
昨日は、「・・・なのだ」について訳の分からない文章を書き散らかしました。さぞかし目の毒だったと思います。
申し訳ありませんが、「なのだ」の「な」が助動詞「だ」の連体形だということの続きです。実は、「な」は助動詞とは限りません。形容動詞の連体形活用語尾の可能性もあるのです。
「バカボンのパパなのだ」の場合は、「パパ」が名詞なので「な」は助動詞「だ」の連体形。ところが、例えば「きれいなのだ」となると話が違ってきて、「な」は「きれいな」の一部なのです。そうです、「きれいだ」という形容動詞の連体形。
あれ、ここまで読まれて、頭を抱えてしまいましたか? 実は、私も同じ。口語文法は、小中学校で学びますが、名詞、動詞、形容詞、助詞、助動詞などは、何とか理解できます。でも、形容動詞は難物です。
だって、「きれいだ」が形容動詞だと言われても、「きれい」という名詞があるじゃあないですか。
「『きれい』という名詞に助動詞『だ』の連体形『な』が付いたんじゃないの? そうだとしたら、『パパなのだ』と同じではないの?」
と質問されたらどうします? その通りのような気がしませんか?
そんなわけで、私も、小中学校の際には、形容動詞というものがよく理解できませんでした。失礼かもしれませんが、当時の先生たちもよく分かっていなかったかも。
と、ますます訳の分からなくなったところで、明日に続く、です。
(上の写真は、キクザキリュウキンカ。昨年は鉢植えだったので、もう咲いていたのですが、今年は地植えなので、まだまだ咲きません。)