ルーペの世界へ
こやんぴジッジ、学生時代、マクロのような高価なレンズを買うことができませんでした。当時は、ズームレンズは更に高価、まさに高嶺の花でした。今は、比較的安価なコンデジにも、優秀な性能を発揮するズームレンズが装備されています。その進化には目を見張るばかりです。
マクロレンズを購入することができなかったこやんぴは、標準レンズとカメラ本体の間に接写リングを装着し、ジガバチが泥をこねている姿などを撮影していたものです。
真夏の焼けつく地面に腹這いになりながら、内蔵露出計ではなかったため、いちいち露出を調整しつつ、息を詰めつつ。
あの頃は、体力も気力も溢れかえるほどだったので、スローシャッターでもシャープな写真を撮ることができました。
「拙者は、接写が得意じゃ。ワッハッハ。」
てなもんです。
今は、老眼ぎみの上、手は微妙に震えるし、合焦のタイミングを逃さずシャッターを切る決断力も鈍ってしまい、
「拙者は、接写が苦手でござる。とほほのほ。」
と嘆くばかり。
そんなこやんぴが、久しぶりに接写(実際のところは、接写もどき。)にチャレンジ。
案の定、惨憺たる状況ですが、小昆虫にも出会ったので、ちょっとだけご報告。
ガクアジサイ系の紫陽花の真花が咲きだしました。
よく見ると、立派な花ですね。
飾り花の真ん中の蕾も、開花しそうですね。
「墨田の花火」は、どうでしょうか?
小さな真花が、しっかり開花しています。
飾り花のものは、開きますでしょうか?
微妙ですね。
このクモは、葉の裏に潜んで、じいっと獲物が飛来するのを待っているのでしょうか?
この昆虫は?
サンショウの実。
「よく見るとミカンに似ているような・・・」
ミカン科ですからね。
実の一つに、昆虫の卵が付着しています。多分、アゲハチョウのものでしょう。
ナンテンの花も咲きだしました。
ホウチャクソウの実は光沢があって、よく見ると、撮影している人物が見えたりして・・・
ヒイラギナンテンの実は、熟して、ブドウで言うと貴腐状態に近づいています。
シャラは一日花。アリやハチに大活躍してもらわないと、実を結ぶことができません。
蕾の時期は、ものすごく長いのですが・・・
一日で落花。
おっ、シソに蕾が。
シソの葉の上で、ヒシバッタがじっとしていました。
体が菱形です。
バジルにも蕾がつきました。
ショウリョウバッタの幼虫が何頭(何匹)か。
幼虫時代には羽がなく、飛べません。跳ぶだけ。
よく見ないと分からないくらい小さな虫。
グンバイムシ。
本当に、軍配の形をしています。
白状しますと、写真を見るまで、この虫には気がついていませんでした。ゴミかな? そう思っていました。観察力ゼロ。
更に言い訳を続けて見苦しい限りですが、この虫にピントを合わせていた訳ではありませんので、写真を拡大してもグンバイムシはピンぼけです。