十日町の元祖へぎそば
六日町に温泉療養に来ています。
お昼は、足を伸ばして十日町へ。
まずは、市役所に寄り、観光パンフレットをチェック。
「蕎麦」という活字が踊っていたので、へぎそばをいただくことに。
何軒も紹介されている中に、「本家」の他に「総本家」があることを発見。
本家と総本家との関係詮索はせず、最初にへぎそばを作ったという小嶋総本家に向かいます。
店は、信濃川の作った河岸段丘上の水田地帯にあり、大きな水車が目印となっていました。
店の前には、創業者の業績を紹介する石碑が。総本家感が溢れかえっています。
店の入り口にも、地元の織物と蕎麦の関係が紹介されています。創業者は、糸の糊付けに使用されていた海藻(ふのり)を蕎麦のつなぎにすることを思いついたのだとか。
お蕎麦の来る前に、冷し蕎麦茶、すりこぎ、ねぎなどが運ばれてきました。すりこぎは、ゴマを擂り潰すためのもの。
うん? なんだ、こりゃ。
メニューの解説を見て判明。カラシでした。へぎそばにはカラシが合うとのこと。
つなぎが独特の食感を演出するへぎそば。
お腹がいっぱいになりました。
バラの旧古河庭園(赤坂離宮バスツアー その1)
「ホテル」でランチ
既報のとおり、昨日、赤坂離宮バスツアーに参加しました。
新宿駅西口の集合場所に行ってみると、バスが5台も並んでいます。
赤坂離宮、すごい人気なんですね。
私たち夫婦の乗るバスは、3号車と指定されました。
満席でした。参加者のうち男性は、私ともう一人だけ。後は、女性ばかり。特に小グループが多く、バスが発車する前から、ご持参のお菓子の交換会が始まっています。皆さん、元気です。
当初の案内では、まず、赤坂離宮に行き、その後食事、それから旧古河庭園を経て、東京ミッドタウン日比谷に寄る、そういうルートだったのですが、どうやら、1号車から5号車までが一斉に同じコースを辿るというのではない様子。なるほど、その方が、寄った先の収容能力などを考えると、ベターな選択かもしれません。あったまいい~。
添乗員さんの説明で、我が3号車は、最初にランチ会場に行くということが分かりました。
「え~っ、まだお腹すいてない~。」
との声も出ましたが、わざわざ新宿から離れた場所まで出かける仕掛けになっているのです。ですから、心配しなくても到着は11時半にはなるとのこと。
「ホテルでランチ」とありましたので、参加者の皆さん、支払った旅行代金のことも忘れ、「高級ホテルかな?」とわくわくしていた模様です(少なくとも、私たち二人はそうでした。)が、ホテル名を聞いて、がっかり感がバス内に漂ったような気がします。
私たち夫婦も、それぞれの心の中で、「代金が代金だからね、そんなもんか。」と、自分で自分を納得させたのですが、結論から言うと、まあまあでした、ランチは。
まあまあと言いながら写真が一枚もないのは、やはり、特筆すべきものがない「そんなもん」だったからです。
盛りを過ぎてもバラはバラ
旧古河庭園の目玉は、重厚な洋館とバラの花。バラの最盛期はすでに過ぎてしまいましたが、名残のバラがけっこう咲いていました。
残念ながら、二日間続いた雨の影響なのか、花弁の一部が痛んでいる花が多くみられました。そこで、その「お洒落とは言えない」部分を避けて撮った写真が多くなっています。
カリフォルニア・ドリーミング
縁取りの微妙な色の変化に、蜂ならずとも引き込まれます。
メリナ
曇りだったので、逆に、花の撮影には最適な条件でした。優しい光が花全体に行き渡っています。
芳純
皆さん、名札を確認すると、ついつい香りを確かめています。
ローラ
西城秀樹を偲びながら・・・
ラブ
情熱的な愛から永遠の愛へ・・・
ヘルムット・シュミット
我が家にホームステイしたドイツ人のヘルムート君、元気に暮らしているかな?
自分の部屋にポスターを張っていましたっけ。
黒真珠
開花した花は、皆傷んでいました。重厚な赤ですね。
力強く咲き誇っています。
万葉
奈良時代の女性の装束をイメージした命名?
丹頂
タンチョウヅルの求愛の動作を連想しました。
ダブル・ディライト
絢爛豪華。
ミスター・リンカーン
張りのあるスピーチが聞こえてくるような気がします。
キラリ
前回の箱根旅行以来です。東京で再開するとは!
朝日に染まる雲。一瞬の美。
デザートピース
鮮やかな赤と控えめな黄との競演。
ガーデン・パーティー
黄色系の花のアップには、露出のプラス補正が欠かせません。
旧古河庭園のバラは、もう終わった後と思っていました。
それにも関わらず、様々な花たちから精一杯の歓迎を受け、大いに満足のいく一時を過ごすことができました。
さあ、いよいよ赤坂離宮ですが、レポートは、明日からの温泉療養が終わった後となります。
こやんぴのマンゴー子育て・その後
マンゴーの寝相、こやんぴの寝相
今朝、キッチンペーパー製の敷布団と掛布団を交換しようとしたところ、マンゴー1号、2号とも、元の位置に寝ておりませんでした。
根の伸びが早く、自分たちで態勢を崩してしまったようです。
こやんぴ同様、寝相が悪いようです。
※ 寝相の悪かった状態を撮影するのを
忘れてしまいましたが、上の写真のように
根がぐんぐん伸びて、体勢を崩すほどの
状況が生じたわけです。
こやんぴの寝相の悪さは天下一品です。
それは、昔、昔、こやんぴジッジが小学校の低学年だった頃のことでございます。
萱葺きの田舎家は、夏でも暑くはなく、快適そのもの。萱の中の空気が断熱材の役割を果たしているからです。
こやんぴ家は、家業が忙しかったこともあり、子どもたちは午後7時には「もう、寝なさい」と言われ、寝床に入ることを促されました。その時間帯には、まだ、雨戸も障子も閉てかけてはいないので、冷気が、それはそれは心地よかったものです。清水のこんこんと湧く川が近かったからです。
当然、蚊がいっぱい押し寄せてまいります。そこで、蚊帳を吊り、その中に潜りこんで寝たわけですが、蚊帳の上の電燈をめがけてギンヤンマやクサカゲロウなどがやってきます。カブトムシやクワガタムシがやってくることも。
「ちょっと待った。それじゃあ、まるでジャングルじゃぞ。」
ヒゲじい、そうなのです。まるで、「ダーウィンが来た」。
朝になると、早起きの父母が、5時頃には雨戸と障子を開け放ちます。けれど、夏休みなので、子どもたちはラジオ体操ぎりぎりの時間まで惰眠をむさぼっております。
寝苦しくなどありません。霧が太陽を押し隠しているからです。霧は、清水からわき立つのです。午前6時半過ぎまでは、数メートル先も見えません。
今のように、夕方も朝も、クーラーなどなくても、寝苦しくないわけです。
8畳の部屋に、祖母と私、弟と妹の4人が寝ていたのですが、夜の間も、蚊帳の中であっちへごろごろ、こっちへごろごろと、他の3人に迷惑をかけ続けた私。
眠りながらも、そのことを心苦しく思ったのか、朝方になって、熟睡したまま蚊帳からごろごろと抜け出し、縁側で一休み。板の上はさらに涼しく、快適、快適。それでは、もう少しごろごろ。
さすがのこやんぴも、目を覚ましました。最初に目に入ったのは、縁側がどんどん高くなっていく光景。
縁側がすくすくと成長するという話は聞いたことがございません。そんなことになっては、だんだん、縁側に上がるのが大変になってしまいますからね。
そうです。縁側が高くなっていったのではなく、私が地面に落下したのです。
「またまたぁ、こやんぴはほら吹きだからなぁ。」
いえいえ、これは本当。落ちていく光景を私ははっきりと覚えているのです。
「夢なんじゃないの?」
ゆめゆめ、そのようなことは・・・
私の寝相の悪いことには慣れていた父母も、
「こやんぴ以外にはできない芸当だ。」
と、その後長い間言い続けたほどの寝相の悪さだったのです。
今でも、旅行する際には、ダブルベッドは妻により「厳禁」と言い渡されております。最近のホテル、リーズナブルな値段だなぁと思うとダブルベッドのことが多く、宿泊先選びには苦労しております。
寝相ならぬ「根相」対策
マンゴー1号、2号の寝相が悪くなった原因は、根の伸びが早すぎることです。以前、「根が伸びても気にしない」といった趣旨の記述をいたしましたが、ちょっと心配になってきました。
そこで、畳の上に敷布団を敷くという純和室スタイルは、現代っ子のマンゴー1号、2号にはお気に召さないのでは?
そう考えました。
よし! 和室にベッドを入れて、和洋室タイプにリニューアルしよう。最近のちょっとした流行りになっていますものね。
まず、キッチンペーパーの絨毯を敷いて・・・
次に、お稲荷さんのパックについてきた短めの割り箸をベッドにして・・・
箸の隙間に根が入るようしようと思ったのですが、うまくいきません。
ベッド方式、早くも挫折。
そこで、キッチンペーパーを何回も織り込み、根の反対側に枕として置くことにしました。
そして、敷布団を掛けて・・・
はい、おやすみなさい。
過保護すぎるかな、もしかして。
雨、雨、雨
雨に歩けば
本日の関東は、台風の影響で、島嶼部は大荒れ。海に面した地域でも激しい雨となっているようです。内陸部に位置する当地では、予報ほどの降りとはなりませんでしたが、それでも、かなりまとまった雨となっています。
会合があったので徒歩で出かけたのですが、道路の窪みに水がかなり溜まっていました。それを車が歩道まで跳ね上げることがあります。油断なりません。
ほとんどのドライバーさんは、歩行者保護に努めてくれるのですが、ほんの一握りの「お忙し屋」さんが、ザバッと水を撒き散らすのです。
今回は、大きな被害はありませんでしたが、これまで何回も、悲しいめにあっています。白いワイシャツで出掛けた際に、ダンプカーに頭から泥水を浴びせられ、一日中染みだらけのワイシャツで過ごした等々。
「ついうっかり」ということも有りうるとは思いますが、歩行者保護は大原則。自分が運転するときは、しっかり対応しなければ、そう再認識した次第。
アナベル、ああ無情
今回の雨で、アナベルが情けない姿になってしまいました。心ならずも隣家に越境し、
「お隣さん、ごめんなさい。頭が重くて、重くて。晴れたら帰りますからお許しください。本当にごめんなさい。」
と、ひたすら謝っている花も。
※ 昨日の「しとしと雨」で、このとおり。
※ 今日の少し強い雨で、もう土下座状態。
我が家のアナベルは茎が細いので、こうなってしまうのでしょうか?
それとも、茎が細いのは我が家だけの話ではなくて、花が「しまり屋」さんで、茎の細いのを棚にあげ、しっかりと水を溜め込んで離さないからなのでしょうか?
向こうに見えるガクアジサイやスミダノハナビとはえらい違いです。
スミダノハナビは、雨天にも関わらず、ドドド~ンと花火を打ち上げています。
ガクアジサイも、雨で「ガクッ」となっているアナベルとは対照的に、花色の鮮やかさ、艶やかさを増しているように思われます。
鰻の寝床ならぬ「マンゴーの寝床」
1週間ほど前、マンゴーを食しました。美味しかったですぅ。完熟マンゴーは格別ですね。話しだけでごめんなさい。
マンゴーは、ウルシ科らしいですよ。ですから、かぶれる人もいるようです。
我が家には、マンゴーにかぶれる者が、時々来る者も含め一人もおりません。
そこで、マンゴーの木を育てております。いつの日か、マンゴーが実ることを夢みて。
※ 昼間に撮影すればよいものを、
条件の悪い夜になってから
撮影しました。
おもしろいことに、新しい
葉は、チョコレート色をしていて
とても柔らかです。
だんだん緑色に変身し、固く
なっていきます。
このマンゴーは、種から育てたもの。
真っ直ぐにしか伸びず、枝分かれしないので、どうしたものかと思っていたら、ネットに、
「放っておくと、上にしか伸びませんよ。剪定しないと枝が増えませんよ。」
とあったので、昨年、上の方を10センチほど切り詰めました。
ところが、我が家のマンゴー、こやんぴがいつもきょろきょろしているのとは大違い、脇目もふらない一本気な性格のようなのです。とんと脇芽を出しません。性格そのまま、未だ一本木。まあ、そのうち脇芽も出てくるのかと。
当家における実生のマンゴーづくりは、この一本気なマンゴー一株のみではなく、何回も挑戦し、すべて成功しています。今、それらの株は、ご近所に嫁入りしております。
最初の種を植えようとしたときに、これまたネット情報なのですが、最初から土に植えるより、土なしで根と葉を出させた後に植え付ける方が成功確率が高いとのこと。これをそのまま実践しているという訳。
1週間ほど前に食べたマンゴーも、土なし栽培です。
食材が入っていたプラスチック容器を再利用して、種が横たわるベットの土台とします。
その上に、キッチンペーパー数枚に水を含ませた「敷布団」を敷きます。
「敷布団」が敷けたら、
「お客さん、どうぞ横になってください。」
と種さんにお声をかけて、横になっていただきます。
あっ、順番が違いました。
種の取り出し方を省いてしまいました。
マンゴーの実を食べて残る固いもの、これが種かというと、これは桃の殻のようなもので、本当の種は、この殻の中に隠れています。
殻をきれいに洗って、タワシなどを使ってきれいにします。別にきれいにしなくてもいいのですが、ヌルヌルしていると扱いにくいので、やはりきれいにしましょう。
水気をふきとり、手で殻を持ってもヌルヌルしなくなったら、ハサミを用意。
ハサミで殻の周辺を、遠慮がちにチョキチョキと切っていきます。あくまでも遠慮がちに少しずつ。そうしないと、種が傷ついてしまいますからね。
慎重にことを進めるうちに、細い割れ目が見えるようになります。
割れ目が見えたらしめたもの、そこに、梃子になるような物(もし曲がっても、こやんぴに文句を言わなくて済むような値段のスプーンなど。)を差し込み、グイと開けると・・・
まるでハマグリのような種が出てきます。大きいです。なかなか、こんな大きな種にはお目にかかれません。
さて、
「敷布団」が敷けたら、
「お客さん、どうぞ横になってください。」
と種さんにお声をかけて、横になっていただきます。
のところまで、戻りましょう。
種さんが、素直に横になってくれました。表裏はあまり気にすることはないと思います。種さんの方で、根は下に、葉は上に、と判断してくれますので。
要するに、番頭さんとしては、種さんが、あおむけに寝ようと、うつぶせに寝ようと気にしない、ということです(どういうこと?)。
さて、今度は、「掛布団」を掛けてあげましょう。やはり湿らせたキッチンペーパー数枚です。
私の場合、「掛布団」は、全面を覆うのではなく、頭の方と足の方(どっちが頭か足か知りませんが。)に半々ずつ掛けるようにしています。毎日、状況を確認するためです。
そして、数日に1回、布団の交換を行います。慣れないうちは、湿り気の確認を毎日した方がよいかもしれません。
昨日確認したところ、大きな種も、小さな種も、根が伸び始めていました。
これからが楽しみです。
大きい方の種。根が下を向いて勢いよく伸び始めていました。
小さい方の種は、数日遅れで植えつけたのですが、こちらもひっくり返してみたら、根が伸び始めていました。
根の方向が分かったので、根が傷つかないように気をつけながら、根の方を下にして寝かしつけます。
根は、この後、ぐんぐん伸びてきて、種を押し上げるほどになりますが、あまり気にしなくても大丈夫です。
いつ、芽が出てくるでしょうか。楽しみです。
今日もネジバナ
過ぐれば民の嘆きなり
「明日は大荒れ」の予報となっていますが、今日はカンカン照りで、蒸し暑くて・・・
私たち現代人は、天気予報により、台風が接近しつつあることをすでに知っています。でも、天気予報のなかった時代の人々は、これから明日、明後日にかけての天気の激変を、「目には見えないけれど、何かとてつもなく大きな力」によるものと考えたことでしょう。
当地は、水田地帯なので、雨が少なすぎると田に水を入れることができず、稲が育ちません。そんなの困ります。
かと言って、大雨が降って河川が氾濫などしようものなら、水田は土砂の山。稲は全滅。結果、その年の米の収穫はゼロとなってしまいます。それじゃあ大弱りです。
雨が多すぎても駄目、少なすぎても駄目、ちょうど良い水の恵みをお願い・・・
とても虫のよい、でも、極めて切実な民の願い。
そのようなわけで、当地の「村の鎮守」も水神系。水の神様、農業の神様です。
「鎮守さまは、きっと願いをかなえてくれる」、そう信じてはいるものの、「願い」をもっと確実なものにしたいのは人情というもの。これが、当地に、水に関わる石碑や社が複数存在する理由です。仏法を守護する「八大竜王の石碑」とか、「九頭竜さま」とか。
八大竜王と言ってすぐに思い出すのが、鎌倉三代将軍である源実朝の短歌。
時により過ぐれば民の嘆きなり八大竜王雨やめ給へ
実朝は、政治的実績を残す間もなく、誰かにそそのかされた(?)甥っ子に殺されてしまいましたね。そのような次第で、とても影の薄い、地味~な将軍というイメージが先行しますが、ずいぶんと優しい歌を残したものです。
優しすぎて、権謀術数渦巻く鎌倉幕府の中で上手に身を処していくことができなかったのかな。
今回の台風で、大きな被害の起こらないことを祈っています。実朝の歌を思い浮かべつつ。
カンカン照り下のネジバナ撮影
今日は、昼間に、何とかネジバナ撮影の時間をとることができました。
でも、暑いこと、暑いこと。
桜の木の下に入るとほっとしますが、残念なことに、ネジバナが咲いているのは、ほとんどが木陰ではなく、直射日光下。
土手の芝地に寝転んでのネジバナ撮影にかかろうとしたら、傍を、撮り鉄のお兄ちゃんが通りかかります。川越線の列車を激写するつもりなのでしょう。
お互いの視線が激しく交差いたします。バチバチバチッ。
「あのさあ、こやんぴ! 『視線の交差』っておかしくない? 『視線のぶつかり合い』じゃあないの?」
それが違うんですね。
カメラ機材を持っている者どおしの視線は、相手の目になど向かっていないのです。視線の先にあるもの・・・それは相手のカメラやレンズなのです。だから視線は、お互いの立ち位置の中間地点でバチバチバチッと交差することになるのです。
「あっ、あんな高級カメラを持っている!」
「おおおっ、ピッカピカの最新機種だ。俺も欲しい!」
あほらしい限りです。
幸い今回は、所有物が両者とも普及機だったので、視線の交差は、「ちらっ」で終了。余計な物欲が湧き、心乱れる事態とはなりませんでした。おお、あほらし。
まずは、昨日確認した「もしかしたら白花」はと・・・
しまった! 昨日、「もしかしたら白花」の場所がすぐに分かるように、周りの情景をしっかりと記憶するのを、他の人には目立たない程度の目印を置いておくのを、すっかり怠っていたのです。結局、見つかりませんでした。数日後に開花するでしょうから、次の機会に探すこととします。
蕾も美しい。
ラン科の植物は、全開の際に、唇弁(上の写真で言うと、一番下の花の白い部分。)が花の下部に位置するのが普通です。上の写真の花も、体操の白井君のように、唇弁で「着地」を決めようと体をひねっている最中ということになります。連続写真みたい。
ネジバナの花は数ミリしかありません。唇弁の奥で蜜を探っている昆虫(申し若ありません。焦点があっておりません。)が、とても小さいことが分かりますね。
ネジバナには、小さな昆虫たちがたくさん集まってきますので、他花受粉の機会は多いようです。わざわざ自花受粉をする必要性は低いのですが、オオイヌノフグリと同様、他花受粉が成功しなかった場合に、最終手段として自花受粉するメカニズムも備えているらしいですよ。すごいですね。
びっしりと隙間なく花がついていると、少しずつ捻じれているのがよく分かりますね。
ヒラタアブでしょうか。たまたま飛んできたのですが、ばっちりと姿を捉えることはできませんでした。残念。
ツバメシジミは、シロツメクサの方がお気に入りのようでした。
ツバメシジミという名前の基となった翅の突起がよく見えます。この出っ張りが「燕の尾のようだ」ということ。まるで触角が2対あるかのようです。
羽を広げたところも撮影したかったのですが、叶いませんでした。
ハナムグリかな? さすがのハナムグリでも、ネジバナの花には潜りこむことは不可能です。
炎天下の撮影は、かなり応えました。
熱中しすぎると、熱中症(昔は「日射病」と言っていたような気が・・・)になってしまうので、ハナムグリ同様、桜の木陰に潜りこみました。