「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

コンデジでネジバナ(モジズリ)を

 まさかの台風接近で、明後日の地元イベントが中止になりました。

 急遽、それへの対応が必要になったため、私自身の予定がずたずたになりました。ああ、忙しかった。

 

 昼間のうちに、ネジバナをマクロで撮ろうと思っていたのですが、残念ながら無理でした。

 

 夕暮れ時になって、やっと時間ができました。ぽつりと雨が落ちてくるし、風は吹くし、薄暗くはなるし、という悪条件下ではありますが、土手の芝地の開花状況をチェックにいきました。コンデジのみを持参して。

 

 びっしりとネジバナが咲いている芝地もありますが、ここは、ぽつりぽつり。気を付けていないと、ネジバナの花穂を踏んでしまいそう。

 

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 近接撮影機能に劣るコンデジを持ってきたことを後悔しつつ、何枚か写してきました。

 同じような花色の個体が仲良く並んでいます(上の写真)。でも、左巻きと右巻き。

「間に鏡が置いてあるんだよ。片方は鏡の中の虚像だよ。」と言われたら納得してしまいそう。


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 この花は、頭の天辺だけが薄桃色で右巻き。


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 こちらは、桃色がもう少し濃くて、唇弁が白いタイプ。左巻きです。


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 よ~くご覧ください。

 花よりも小さな虫たちが受粉のお手伝いに駆けつけています。


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 おっ、白花! と思いきや、一番花の蕾が色づいています。残念。


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 こちらは、もしかすると、もしかするかも。

 

 明日は、昼間に撮影にこれるかな?

アオスジアゲハの蛹がすごい

虫めづる姫君

 

 高校生時代、参考書で、『堤中納言物語』の『虫めづる姫君』を興味深く読みました。私も、昆虫好きでしたから。

 

 久しぶりに、読み直してみました。

 

 毛虫が大好きで、飼育までしていたのですから、平安時代のお姫様としては、かなりの変わり者。

 

 でも、「普通のお姫様」になってほしいと意見する親に対し、

「よろづのことどもをたづねて、末を見ればこそ、事はゆゑあれ。・・・烏毛虫の、蝶とはなるなり。」

と、はっきりと意見を述べています。

「すべての事象を探求して、結果をしっかりと観察するからこそ、物事の面白さが理解できるのです。・・・毛虫が蝶に変身するのですよ。」、そんな意味ですね。

 

 さらに、

「きぬとて、人々の着るも、蚕のまだ羽つかぬにし出だし・・・」

と述べています。

「(上等な)絹だと言って、人々が(誇らしげに)着るその絹だって、蚕がまだ羽のつかないうちに作り出して・・・」

と論理的に主張されては、親も「ギャフン」です。

 

 姫君も、現代に生まれていれば、昆虫学の名教授になったかもしれません。生まれるのが早すぎたのかも。

 

 

アオスジアゲハの変わり者

 その1 サイクリング大好きさん

 

 昨日のブログに、保護色が活用できるクスノキの樹上ではなく、わざわざ、自転車のクランクや牛乳の宅配ボックスに移動し、そこで蛹になった変わり者がいた、と記しました。

 

 まずは、クランクに貼りついた蛹をご紹介します。マウンテンバイクの手入れが不十分で、錆や埃が目立ち、見苦しいのはお許しいただいて・・・


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 どうです? ものすごいところで蛹になったと思いませんか?

 

 加賀千代女(かがのちよじょ)は、井戸の釣瓶に朝顔が巻き付いてしまった際に、それを風流と感じ、朝顔には、そのまま花を咲かせてもらう選択をしました。自らは、他家から貰い水をするという不便を敢えてしてまでも。

   朝顔につるべ取られてもらい水 加賀千代女

 

 こやんぴジッジョは、「ありゃまあ」とは思いつつも、

   青筋にクランク取られ借りバイク こやんぴジッジョ

などと、無季の俳句もどきを詠み、借りバイクをするまでの風流人ではありません。

 かと言って、クランクで蛹になったアオスジアゲハに対し、青筋を立てて怒るような野暮天でもないつもり。

 

 クランクが高速で回転しても、蛹が自転車の他の部位にぶつかることのないことを確認の上、

「蛹ちゃん、一緒にサイクリングしようね。」

と声をかけて、アオスジアゲハの蛹ちゃんとのツーリングを楽しんだのでした。

 

 ところで、蛾や蝶は、蛹の中で、芋虫や毛虫の姿から少しずつ成虫に変化していくと思っていませんか? 私も、かつてはそう思っていました。

 

 実は、蛹の中で、一度、ほとんどの部位がどろどろの液体になって、成虫の姿を一から作り直しているのです。神秘的ですね。

 

 そのようなわけで、クランクに貼りついた蛹は、蛹の中をシャッフルされ続けて大変だったかもしれません。

 

 そんな過酷な環境下にも関わらず、緑色だった外見がだんだん茶色に変身していき、いつのまにか成蝶になって飛び立っていきました。

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アオスジアゲハの変わり者
 その2 牛乳大好きさん

 マイバイクの蛹ちゃんに一足遅れ、クスノキからはかなり離れた牛乳の宅配ボックスまで這って行き、蛹になった「ミルクめづる姫君」の写真がこれ。

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 宅配ボックスにたどり着くまでは、危険が一杯。

 よくもまあ、鳥や蜂に見つからなかったものです。

 

 当時、牛乳配達をされていた方は、若いお母さんでした。赤ちゃんを助手席に乗せて配達に来てくれていたのです。

 きっと、

「このお宅は、どうしてこんな気持ち悪いものが付いたままにしているのかしら?」

と思っていらしたことでしょう。

 

 成蝶になるかどうか気になっていましたが、脱皮の兆候が見られない段階でイギリス旅行に出掛ける日が近づいてきました。

 まさか、妻に、

「蛹ちゃんが成蝶になるのを確認するから、僕は行かないよ。」

と言う訳にもいかず、私は泣く泣くイギリスに旅立ったのでした(ほんまかいな?)。

 

 帰国して宅配ボックスに駆け寄る(かなり「もって」おります。)と、

「おぉ!」

 無事、成蝶になったようで、蛹は空になっていました。

 よかった、よかった。

 

 

驚くべき蛹の構造

 

 アオスジアゲハの蛹をよく見てみましょう。


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 まるで葉っぱですよね。色もそうですが、ちゃんと葉脈まで模倣しています。これなら、十分保護色としての機能を発揮します。クスノキの樹上で蛹になれば・・・

 何が悲しゅうて、こんな目立つ所で蛹になったものやら。

 

 実は、もっと驚異的な点があるのです。拡大しないと分かりにくいかな?

 拡大する前に、ヒントを。

 体を宅配ボックスに括りつけている「命綱」。

 

 私は、拡大して見るまで、蛹の背中にぐるりと「命綱」を回しただけで、ボックスにしがみついているのかと思っていたのですが・・・

 

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  目を凝らして、よ~くご覧ください。

 観察ポイントは、「葉脈」と「命綱」の交差部分。

 

 もう少し拡大して見ますね。

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 あっと驚く芸当ではありませんか?

 なんと、「命綱」を葉脈の下に編み込んでいるんですよ。すごい、すごすぎる! どうやって糸を通したのでしょうか?

 

 空(から)の蛹を宅配ボックスから 剥がしてみたら、もっとびっくり。

 

 ボックスにお尻の部分と「命綱」の両端の三点支持により、ちょこんとくっ付いていたのではありませんでした。

 

 ボックスに真綿状のシートを粘着させ、そこに、お尻の部分と「命綱」をかっちりとジョイントさせていたのです。完璧の職人技ではありませんか。


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 自転車のクランクが高速回転しても振り落とされないわけです。

 

 蛹になるところを確認したくなりました。

埼玉も梅雨に入りました

 梅雨入り・・・

「え~っ、長雨の季節~っ?! がっかり。」

 アナベルさんは、がっくりと首を落としています。

 

 まあまあ、そう気を落とさないで。

 梅雨の晴れ間だってあるんだからさ。

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 それに引き換え、紫陽花さんたちは、真花を一斉に開いて、梅雨を心待ちにしていました。願いが通じたのでしょうね。

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 晴れていた昨日は、カマキリ坊やが現れ出て・・・

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 こちらを向き、私をしっかと見つめているではありませんか。

「なに、無断で撮ってんだよ。」

と言いたげ。小さいのに態度はでかい。

 

 無視して近づいてみると・・・

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 あぁ、食事中だったんだ。それで不機嫌だったんですね。

 アリさんが捕まってしまったようです。ライオンなどの肉食動物と草食動物たちが、アフリカの大草原で繰り広げている「生きるための戦い」が、こんな身近なところでも。

 

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 クスノキは、樟脳が採れるくらいですから、「虫はつかない」と思いきや、アオスジアゲハの幼虫は、クスノキの葉が大好物。

 クスノキの大木周辺を、アオスジアゲハが飛び交っている姿をよく見かけますが、それは、クスノキが、彼ら、彼女たちの子どもたちの揺りかごだから。

 

 アオスジアゲハにとっては不幸なことに、そして、クスノキにとっては幸いなことに、この子たちのすべてが蝶々になることはできません。アシナガバチのような狩猟蜂に肉団子にされてしまうこともありますし、鳥の餌食になることも。

 

 さらに、寄生蜂や寄生バエが、この子たちの体に自分たちの卵を産み付けることも稀ではありません。そうなると大変です。アオスジアゲハの体内で孵化した「狩人」の幼虫は、誰にも邪魔されることなく、アオスジアゲハの幼虫を、その内側から食べてしまうのです。恐ろしや。

 

 脱皮して蝶になった蛹の抜け殻を見つけると、

「よかったねぇ。」

 そう思います。

 

 クスノキと同じ色をしているのですから、木の陰に蛹を作ればよいものを、時々、牛乳の宅配ボックスとか、白い壁とか、目立つところで蛹になる変わり者もいます。

 私の自転車のクランクで蛹になった豪の者までいます。

 自転車を乗り回していても蝶への変身に支障はなかったようで、みごと蝶になり飛び立っていきました。すごいでしょ?

 

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 シャラが満開となっています。

 以前にも記しましたが、シャラの花は、蕾の期間は実に長いのに、たった1日で散ってしまいます。方丈記の冒頭の名文を思い出します。

 

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 ネジバナが咲き始めました。

 花の色も多彩ですが、ねじる方向もまちまちです。

 一番上と一番下の写真のネジバナは左巻きですが、真ん中のそれは右巻きです。

 ネジバナのくせに、ねじれない「へそ曲がり」もいたりします。

 

 今年は、純白の個体に出会いたいものです。

川越市的場(まとば)小探訪

 歯医者さんに自転車で出かけました。

 

 数十年前のブリッジが限界を迎えていて、今後、治療に時間とコストがかかることになりそうです。やれやれ。

 

 帰りがけに、的場中組の鎮守、的場八幡神社に寄ってきました。とても小さな神社ですが由緒がありそうな雰囲気が漂っています。


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 石鳥居には文化二年とあるので、1805年の建立。

 200年以上前から、地域の人々の暮らしを見守っていたことになります。

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 拝殿前の石灯籠は、鉄柵で覆われています。

 私の「村」の鎮守でも、石灯籠は同じような状況になっています。何故かというと、いたずらっ子がよじ登って遊び、倒したことがあったから。

 同じような理由からかもしれません。

 老朽化による自然倒壊防止とも考えられますが・・・

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 石灯籠のうちの一基には、文政十年とありました。鳥居より少しだけ新しく、シーボルト事件のあった年の一年前である1827年生まれのようです。
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 別の側面には、奉納者として「上的場村講中」と記されていますが、その横に、「高麗郡」との記述が。

 現川越市のうち、入間川の左岸側は、1896年(明治29年)まで、入間郡ではなく、高麗郡に属していたからです。
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 拝殿の後ろに回ると、本殿があります。拝殿と同じくらいの大きさの建物は覆屋であって、市指定文化財の本殿は、覆屋の中に納められています。

 

 そっと覗かせていただくと、目が合いました。

 神様と?

 

 まさか。

 

 誰にも邪魔されずにまったりとしていた黒猫とアイコンタクトしたのでした。

 

 黒猫は、

「面倒くさい奴が来たもんだ。」

とでも言いたそうな態度で、のそのそと出ていきました。

 写真には、尻尾が写っています。

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 上の写真は左側面にあたります。彫刻がびっしりと彫られています。実に精緻。

 中央やや右の女性像は、神功皇后。男性像は、武内宿禰。赤ん坊を抱いていますが、後の応神天皇です。反乱があった際に、宿禰神功皇后と後の応神天皇を守護したという伝説によったもの。

 

 下の写真は、裏面。

 松も鷹も波も、実に生き生きとしています。
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 右側面は、下の写真のとおり。

 司馬温公(司馬光)の瓶割りの故事に因むもの。

 

 司馬光自身が子供の頃、高価な瓶の中に落ちた子供が溺れそうだったので、緊急避難として瓶を割った場面が彫られています。

 彼は、親から叱られると覚悟していたらしいのですが、父親は、司馬光の果敢な行動を誉めたとのこと。

 人命第一ですものね。

 

「女性は土俵から降りてください」関係者は、この故事をじっくり噛みしめるべきです。

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 下の方まで、実に丁寧に、生き生きと彫り込まれています。
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 本殿正面と右側面。

 破風も堂々たるものです。
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  本殿が製作されたのは、19世紀の中頃と推定されているようです。

 

 

 川越の的場地区は、巨峰の名産地なのです。秋に大きな宝石となるためには、ジメジメの梅雨と酷暑という試練を乗り越えなければなりません。
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 辻の石仏。

 昔は、道と道が交差する所には、地蔵菩薩や様々な観音像がいらして、人々が毎日のようにお参りしていたものです。

 

 最近は、どこも、お参りする人が減ってしまいました。

 でも、この辻では、真ん中のお地蔵さまに、小さなお供え物が。ビワでしょうか?

 向かって左の観音は、千手観音と思われます。
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 鉄道の廃線跡

 埼玉県営鉄道(公営交通が一つもない埼玉県に、なんと、県営鉄道があったのです。しかも、川越市に!)の廃線跡の可能性あり。今後、地図と現地のチェックを行う予定。
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 ワルナスビ。悪い茄子と呼ばれても、花はきれい。雌しべがつんとすましているところが面白い。
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 刺はあるし、毒だし、欧米でも嫌われもののようで、英語で、悪魔のトマトともいう言い方もあるらしい。

 刺も、毒も、昆虫などの食害から身を守る手段なのにねえ。

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ルーペの世界へ

 こやんぴジッジ、学生時代、マクロのような高価なレンズを買うことができませんでした。当時は、ズームレンズは更に高価、まさに高嶺の花でした。今は、比較的安価なコンデジにも、優秀な性能を発揮するズームレンズが装備されています。その進化には目を見張るばかりです。

 

 マクロレンズを購入することができなかったこやんぴは、標準レンズとカメラ本体の間に接写リングを装着し、ジガバチが泥をこねている姿などを撮影していたものです。

 

 真夏の焼けつく地面に腹這いになりながら、内蔵露出計ではなかったため、いちいち露出を調整しつつ、息を詰めつつ。

 

 あの頃は、体力も気力も溢れかえるほどだったので、スローシャッターでもシャープな写真を撮ることができました。

「拙者は、接写が得意じゃ。ワッハッハ。」

てなもんです。

 

 今は、老眼ぎみの上、手は微妙に震えるし、合焦のタイミングを逃さずシャッターを切る決断力も鈍ってしまい、

「拙者は、接写が苦手でござる。とほほのほ。」

と嘆くばかり。

 

 そんなこやんぴが、久しぶりに接写(実際のところは、接写もどき。)にチャレンジ。

 案の定、惨憺たる状況ですが、小昆虫にも出会ったので、ちょっとだけご報告。

 

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 ガクアジサイ系の紫陽花の真花が咲きだしました。

 

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 よく見ると、立派な花ですね。


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 飾り花の真ん中の蕾も、開花しそうですね。

「墨田の花火」は、どうでしょうか?

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 小さな真花が、しっかり開花しています。

 

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 飾り花のものは、開きますでしょうか?

 微妙ですね。

 

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 このクモは、葉の裏に潜んで、じいっと獲物が飛来するのを待っているのでしょうか?


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 この昆虫は?

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 サンショウの実。

「よく見るとミカンに似ているような・・・」

 ミカン科ですからね。

 実の一つに、昆虫の卵が付着しています。多分、アゲハチョウのものでしょう。


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 ナンテンの花も咲きだしました。


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 ホウチャクソウの実は光沢があって、よく見ると、撮影している人物が見えたりして・・・


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 ミニトマト・・・ではなく、マンリョウの実。


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 ヒイラギナンテンの実は、熟して、ブドウで言うと貴腐状態に近づいています。


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 シャラは一日花。アリやハチに大活躍してもらわないと、実を結ぶことができません。


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 蕾の時期は、ものすごく長いのですが・・・


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 一日で落花。


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 おっ、シソに蕾が。


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 シソの葉の上で、ヒシバッタがじっとしていました。

 体が菱形です。

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 バジルにも蕾がつきました。

 ショウリョウバッタの幼虫が何頭(何匹)か。

 幼虫時代には羽がなく、飛べません。跳ぶだけ。


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 よく見ないと分からないくらい小さな虫。

 グンバイムシ。

 本当に、軍配の形をしています。

 

 白状しますと、写真を見るまで、この虫には気がついていませんでした。ゴミかな? そう思っていました。観察力ゼロ。

 更に言い訳を続けて見苦しい限りですが、この虫にピントを合わせていた訳ではありませんので、写真を拡大してもグンバイムシはピンぼけです。

紫陽花に会いに行く

 昨日、隣の市で薔薇や紫陽花を大切に育てていらっしゃる知人宅を訪問しました。

 

 今年は、アジサイの開花が梅雨入り前となりました。このため、昨日のようなかんかん照りの日は、残念ながら、ぐったりとした花が多くなります。やはり、紫陽花には雨が似合う。

 

 日陰となってしゃんとしている花を中心に撮影しました。

 

 飾り花が二重にも三重にもなっているんですね。中心部が濃くなっていて、花バチたちに、「蜜はここよ。花粉はここよ。」と案内しているかにようです。

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「日陰者」なんて言わないで!

 直射日光の下では気付くことのない妖艶さが際立ちます。

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 赤系統の花にも、原色の毒々しさのないのがアジサイの魅力でしょうか。
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 これはまた、奥ゆかしい色合いで・・・
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 暑気あたり気味の紫陽花に対し、百合は元気一杯。

 北海道の岬に咲いていたエゾスカシユリを思い出します。
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 クレマチスにも、ペチュニアにも、育てていらっしゃるご夫婦の愛情が溢れんばかり。
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お~い、雲よ

 梅雨前の青空に白い雲がぷかりぷかり。


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 ナマケモノだったり・・・


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 ラッコだったり・・・


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 コアラやモアイ像、スヌーピーも・・・

 プカリ、プカリ。


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 花菖蒲咲く公園の修景池にも、ふわふわと。

 

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 ふわふわの栗雄花。

 

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 雄花が地上に落ちると・・・

 

 栗花落。

 

 さて、なんと読むでしょうか?

 名字にも「栗花落」さんがいらっしゃるそうですよ。

 

 つ・ゆ・り

 栗の花が散ると、梅雨に入るから、だそうです。

 

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 銀杏の実は、まだ初々しく、


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 梅の実は熟して、甘い香りを漂わせ、

 

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 散水の虹は、梅雨への序奏曲。