毎日が花便り
今度は、庭のヤエザキリュウキンカが開き始めました。
昨年は、2年前の年の瀬に友人から鉢植えでもらったので、1月には開花していたのですが、その後、地植えにしたため、今頃の開花になりました。
それでも、多分、早い開花なのだと思います。
我が国の野草であるリュウキンカ(キンポウゲ科リュウキンカ属)は湿地帯に生える可憐な花。花言葉も素敵で、「必ず来る幸福」。
これに対し、ヤエザキリュウキンカは、欧州からやってきた花で、リュウキンカとは科は同じでも属が違いキンポウゲ属。こちらも、元々は湿った土地に生える植物ですが、丈夫なので必ずしも湿った環境に置かなくても元気です。
リュウキンカもそうなのですが、ヤエザキリュウキンカも、「花弁がとっても奇麗」ですよね。
でも、よくご覧ください。その「花弁」の裏側を。
そう、緑色。表側だけが黄金色で、裏側は地味なのです。
実は、この「花弁」、本当は「萼(がく)」なのです。
ガクッとこられましたか。
「ええっ、じゃあ花弁はどこにあるのさ?」と思われましたか。
無理もありません。だって、どう見たってきれいな花びらにしかみえないのですから。
でも、「萼」なのですから仕方がありません。
そして、キンポウゲ科の仲間には結構多いのです、花弁のない「花」が。あのきれいなアネモネの「花弁」も「萼」。
知人からヤエザキリュウキンカをいただいた際には、「リュウキンカをどうぞ。」と言われたので、リュウキンカの花言葉を知り、
「わぁい、『必ず来る幸福』だぁ。うれしいなぁ。」
と喜びました。でも、ネットでリュウキンカの画像を見ると、どうも違う。
いろいろ調べてみて、ヤエザキリュウキンカだということが分かり、「必ず来る幸福」がすぐそこまで来ていたのにどこかに行ってしまったのではないか、とがっかりしました。ガクッと来たのでした。
でも、そこは立ち直りの早いこやんぴ、こう考えることにしました。
リュウキンカに似ているのだから、ヤエザキリュウキンカの花言葉は「必ず来る幸福(多分)」、うん、そう決めた。幸福を迎えに行ってやろうと思っています。