食いしん坊のサンバ(「きりざい」とは何だ!) 新潟二日め
これは、宿泊している六日町の旅館の朝食の際、副菜として提供される「きりざい」です(写真では、手前の方の惣菜がそれ。後方はピーマンの丸ごと煮。)。
テーブルに用意されているお食事とは別に、自由に取り分けできる副菜がたくさん。グルマンには嬉しい限りです。
さて・・・「きりざい」って何でしょう?
地元の人以外は、あまり知らないのではないでしょうか。私も数年前まではまったく知りませんでした。
農水省のホームページにある解説によると・・・
「きりざい」は昔から魚沼地方で食べられている郷土料理です。「きり」は切ること、「ざい」は野菜の「菜」のことを表し、野菜を細かく切って混ぜ合わせるという意味です。
肉や魚があまり食べられなかった時代に、たんぱく質の豊富な納豆をできるだけ大事に食べるために、野菜や漬物を細かくきざんで入れ、量を増やしていました。昔、納豆はごちそうだったのです。
・・・だそうです(宿のきりざいに、納豆は入っていません。)。
この旅館では南魚沼産のコシヒカリを炊いたご飯が提供されることもあって、
♪赤、緑、茶色の衣装をつけた
♪「きりざいたち」がしゃしゃり出て
♪「まんま」に合わせて踊りだす
♪食べてる私に副菜たちは
♪「おかわりせよ」と囃し立て
♪そっと私は2杯めを
いつも食べてしまうのでした。
参考までに、「きりざいたち」の「たち」の一例は、下の写真の通り。これらの副菜が、「実にヘルシー、とっても美味しい、わたしゃ嬉しい」なのです。