「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

偶然続きの草津旅 その2

湯畑へ

「偶然続きの草津旅 その1」から大分時間が経ってしまいました。

 これ以上遅れると、旅の際の出来事を忘れてしまいます。

 

 さて、ホテルから湯畑への近道を、宿のお嬢様、二代前の温泉女神さまから教えられた私たち二人は、地蔵の湯に浸かるためのタオル持参で、湯畑への下り道に向かいました。

 

 多分、教えていただいた道ではなく、もっと細い道に迷い込んだものと思われます。クマ出没注意の看板がありましたから。

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 ちょっと物騒な気もするこの細道を通ったおかげで、宿の窓から見かけた巨大で奇怪なキノコに再び出会うことができました。

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 夕立があったばかりなので、この細道通過はちょっと難渋しましたが、巨大キノコを間近で見られたのは幸せなことでした。

 

 やっとのことで湯畑に向かう道に出て、賑やかな商店街を抜け、湯畑に到着。

 

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 ものすごい湧出量ですね。

 草津では、井戸を掘ろうと思っても温泉が湧いてしまうそうで、町営水道の水源は別の場所にあるらしいですよ。

 

 湯畑の周りには、夜のお祭りを目当てに、たくさんの屋台が出ていました。

 

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 私は食べたことはありませんが、ここの焼鳥屋さんには、いつも行列ができています。

 

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 川越ではとっくに終わってしまったアジサイが、草津では今が盛り。

 

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 茶房ぐーてらいぜで一休み。

 この喫茶店は、雰囲気が良くて大好き。山の帰りによく寄った店。

 なんと、妻は初めての入店とのこと。そうか、妻と草津に来たのは、二代目ワンコのコロちゃんがいる時代だったので、なかなかコロちゃんを放り出して湯畑に来ることがなかったものなぁ。

 妻は、一度でこの店が気に入った様子。

 

地蔵の湯へ

 さて、そろそろ地蔵の湯で一風呂浴びてホテルに帰らないと、夕飯の時間に間に合いません。

 湯畑は、いうなればすり鉢の底。どこに行くにも登り道です。360度すべての方角に放射状に細い道がたくさんあります。迷い迷い急坂を登って、登りすぎて少し降って、やっとのことで地蔵の湯に到着。

 

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 地蔵源泉の奥には、お地蔵さまのお堂があります。

 源泉にはとても熱いお湯が沸いています。とても効能の高い温泉として有名ですが、地蔵源泉を引いている宿はそれほど多くないとか。

 

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 ここが地蔵の湯。手前は、今話題の「時間湯」。

 一般の人は、この奥にある男女別の温泉に入ります。

 無料で利用できます。

 脱衣場は無く、風呂桶の脇が脱衣する場所となっています。

 

 先客がお一人。のんびりと髭を剃っていらっしゃいました。

「どこから来たんだい?」

「川越からです。」

「熱いだろ?」

「熱いですね。でも、効きそうですね。」

「いい温泉だろ? 俺は毎日入っているんだよ。」

 

 親しくなったところでお聞きしました。

「松林の中で、白くて大きなキノコを見かけたのですが、あれ、食べられますかね。」

「そりゃあ、毒キノコだんべ。けらけら笑って大変なことになんじゃあねえの。俺は食べないね。」

 

※ 後で調べたら、食用になるハナビラタケでした。

 

「ところで、どこに泊まっているの?」

「〇〇ホテルです。」

「へぇ、そうなんだ。俺、朝の配膳や床上げの仕事をそこでやってんだよ。」

「えっ、本当ですか? じゃあ、明日また会えますね。」

「朝食の時にあいさつに行くよ。」

 

 何たる偶然。これだから旅は面白い。

 

お祭りに行く

 最近私たち夫婦がよくとまる旅館は、夕食の品数が少なく、ちょうど良いのですが、今回のホテルはおかずがたくさん。食べ過ぎてしまいました。

 祭りに出かけて腹ごなしをしなければ。

 

 再び、迷い迷いしながら、湯畑へ。草津の道は本当に分かりにくい。

 

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 夜間照明に浮かび上がる湯畑は、実に幻想的。

 

 そうこうしているうちに、夜間照明が消え、周囲は真っ暗に。

 

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 白根火山の湯汲みなどの神事の様子が紹介された後・・・

 

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 湯畑の上にある神社の階段に白装束の男たちが松明を持って並ぶ姿が浮上がりました。

 遠方だったので、この白装束の人たちは成人とばかり思っていたのですが、何と、小学生くらいの少年たちでした。

 彼らは、温泉女神を地上に案内する役割を果たす白丁(はくてい)。

 

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 いよいよ温泉女神とお付きの巫女さんたちの降臨です。

 慎重に、慎重に階段を降りてきます。

 

 というところで、その3に続きます。

 引っ張りますねぇ。