京都・奈良の~んびり旅行 2日目(奈良に着いた編)
奈良には、「京都・奈良の~んびり旅行」の2日目である12月24日の夕方に着きました。近鉄京都駅から特急に乗ったのですが、近鉄京都駅の特急券販売窓口の方が、
「え~と、次の特急は、大和西大寺停まりです。」
と仰います。
「乗り継ぎ特急で近鉄奈良まで行けますよね。」
これまでの経験から、接続する特急があるはずなので、そのようにお聞きすると、
「いいえ、ありません。普通の列車で行ってください。」
と自信満々に断言されるのです。
「そんな意地悪なダイヤを組むんだ。近鉄さん、不親切~。」
そう思いましたが、相手はプロ、本当なのでしょう。私たち夫婦は、
「こんなの初めてだなぁ。」とぼやきつつ、渋々、「不便な特急」に乗りこんだのでした。
ところが!
大和西大寺に降りて、次の近鉄奈良行きの列車を確認したら、なんと、特急ではありませんか! 遅れが出ていて偶然そうなった、というのではなく、正規の時間に来る列車。しかも空席だらけ! 近鉄京都駅の自信満々の駅員さんの大チョンボ。でも、京都に戻って嫌味を言うわけにも参りません。もやもや。
近鉄奈良駅からホテルまでは、つい最近、無料のシャトルバスが出るようになったことは知っていましたが、妻が、
「途中の商店街の雰囲気が私は好き! 歩いていく!」
と言い張ります。
あの~、私が、二人の荷物の大半を入れた重いバッグを抱えているんですけどぉ。
キャリーバッグですから文句を言う方がおかしい?
いえね、バッグを抱えて登るホテル直前の急勾配が大変なんですぅ。
歩行者専用の細い階段を重い荷物を抱えつつ、上がりましたよ、こやんぴは。
ふうふう、はあはあ。
係りの人がとんできて、
「あれぇ、駅から歩いてこられたのですか?」
シャトルバスがあるのになぁ、ばっかだなぁ、と心の中で思われているのでは? 人の心の中を読む天才(?)こやんぴは、とっさにそう考えてしまいます。
そこで、こやんぴ、
「シャトルバス、まだ着いていないですよね。シャトルバスと競争したんですよ、私たち。勝っちゃったみたいですねぇ。」
早い話が、「シャトルバスがあることぐらい知っているんだぞ」、それだけは言っておきたい、ただただ見栄っ張りのこやんぴなのでした。
この日から、奈良ホテルに二泊。
随分と贅沢なようですが、勤めていた頃にコツコツと貯めたポイントを利用するので、宿泊料は0円です。
奈良ホテルが2019年3月をもって、都ホテルグループを脱退してしまうため、慌ててポイントを使うことになったのです。
近鉄系列の都ホテルグループの一員だった奈良ホテルは、少し前からJR系のグループにも属するようになり、最近は、どちらかというとJR系のホテル感が増してきていたのですが、ついに・・・完全JR化。
このピアノは、その昔、アインシュタインが宿泊した際に、弾いたピアノ。
一時期、行方不明だったのですが、国鉄時代の大阪鉄道管理局の倉庫に埃を被っていたのが見つかり、奈良ホテルに戻ってきたものです。
解説版にも書かれていますが・・・
蒸気機関車の「動輪」がデザインされており、国鉄のホテル感がにじみ出ています。
この日は、クリスマスイブだったので、メインダイニングで食事をしました。
ただし、コースは頼まず、アラカルトでなるべくリーズナブルになるよう心掛けて。
というわけで、最初にセットされていたナイフ、フォークの多くが、この後、未使用のまま去っていきました。
クリスマス気分は、これだけ。でも、十分満足。