愛らしきかな、ネコハエトリ
「ネコハエトリ? こやんぴ、夏ボケ~? 猫は鼠を捕まえるって昔から決まっているのよ。」
いいえ、私の蓼科の友人の愛猫は、モグラも捕まえます。
ま、それはともかくとして、これ(下の写真)がネコハエトリです。
家の中でぴょんぴょん跳ね周っている小さなクモを見かけたことがあると思いますが、その仲間の一つ。ハエやゴキブリを食べてくれる益虫(人間の勝手な評価ですが・・・)なのです。このため、科の名前もずばり「ハエトリグモ」。
ネコハエトリには地味な装いの個体も多いのですが、この個体のようにオレンジ色のスカートを身にまとったお洒落なものもいるのです。
ニチニチソウの花や葉を跳び周り、獲物を探しているようでした。
近寄ろうとすると・・・
さっと、葉の裏に隠れてしまいます。
葉裏を覗いて「見っけ」すると、葉の表側に顔を出します。
何度も、何度も、その繰り返し。
こやんぴが、ネコハエトリを鬼ごっこかかくれんぼで遊ばせているような・・・
「『ネコハエトリが、こやんぴを』の間違いじゃあないの?」
なるほど、おっしゃるとおりかも。
こやんぴとの鬼ごっこに飽きたのか、後ろ足に力を込め、驚くほど遠くの葉に跳んでいきました。