「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

美味しそうな木の実 なぁんだ?

 いかにも美味しそうな木の実。

 ビールのおつまみに最適?

 さて、これは何でしょうか?

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 下の写真がヒントになると思います。

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 明日から2泊で、温泉療養に出かけるため、正解は来週火曜日に。

 

 その前に分かってしまうかな?

不揃いの雑草たち 空き地ブギウギ

 寒波襲来。

 明日から、かなり冷え込みそうです。

 

 隣の空き地の雑草たちも、試練の時を迎えることになります。

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《 オニノゲシ(キク科) 》

 ヨーロッパ原産です。ノゲシ(ハルノノゲシとも。日本原産と言ってもよいほど古い時代から日本に定着しています。)よりもごわごわなので、ノゲシより寒さには強いようです。でも、これらの蕾が咲き切ることはあるでしょうか?

 

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 もっとも、ノゲシにしてもオニノゲシにしても、厳しい冬を、タンポポ同様、地面にぴったりとくっついたロゼット葉で乗り切ります。

 上の写真は、冬越し準備を完了したオニノゲシのロゼット葉。

 

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《 コオニタビラコ(キク科) 》

 春の七草の「ホトケノザ」は、この草。シソ科のホトケノザは、食用にはなりません。ちょっとややこしいですね。

 完全に冬越しの態勢です。

 

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《 ヒメツルソバタデ科) 》

 ヒマラヤ原産。ヒマラヤ方面には、タデ科の植物が多いようですね。

 私がこの花の大群落を最初に見かけたのは、熱海の高台にある伊豆山神社の石垣。今でも、この花がびっしり咲いていて壮観です。

 冬は、根だけになって過ごすとのことなので、今期は見納め間近ということになります。

 

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《 ホトケノザ(シソ科) 》

 この花は強いです。霜にもへこたれたりしません。

「開花時期は春」とされていますが、真冬でも、陽当たりのよい南面では花を咲かせ続けます。

 今年は暖冬のため、春のように満開となっている空地もあります。

 

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《 キュウリグサムラサキ科) 》

 葉を揉むと胡瓜のような匂いがするので「胡瓜草」。

 早春に、ワスレナグサに似た花を咲かせます。ただし、2ミリにも満たない大きさなので、目立ちません。

 越年草なので、冬場に枯れることはありませんが、今年は小春日和が続いたので、冬越しの姿としては育ち過ぎたのではないか、という気もします。今後、どのような変化を見せるでしょうか?

 

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《 アメリカフウロフウロソウ科) 》

 北アメリカ原産。

 同じフウロソウ科ゲンノショウコによく似ていますが、ゲンノショウコよりも花が小さく5ミリ程度なので目立ちません。花こそ地味ですが、今ではゲンノショウコよりも個体数がずっと多く、至る所にはびこっています。

 ロゼット葉できっちりと冬越しします。 



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《 スベリヒユスベリヒユ科) 》

マツバボタンスベリヒユ科」と言えば、「なるほど、茎の形が似ている。」と納得できます。ただし、マツバボタンのような大きくカラフルな花をつけることはありません。真夏に、黄色くて目立たない小さな花をつけるだけ。

 山形などでは、スベリヒユはよく食べられる野草。

 昔、川越にも、山形出身のご夫婦がやっておられた食堂で、スベリヒユを使った美味しい郷土料理を出してくれていました。有名な時の鐘のすぐ近く。スベリヒユの混ぜご飯をよく食べに行ったものです。

再撮り直しが必要なアメリカイヌホオズキ

 一昨日、「協議の結果、撮り直し」と決したアメリイヌホオズキですが、昨日は、ヒラタケについて記したため、ご報告が一日遅くなってしまいました。

(どなたも撮り直しを心待ちにはしておられないと思いますが・・・。)

 

 結果から申し上げますと、失敗。

 よく写っておりません。

 

 勝負検査役がまた土俵上に上がり、ごそごそと何ごとかを協議したらしいのですが、協議の結果説明を聞き漏らしてしまったので、詳細は不明です。人から聞いた話では、「なんだこりゃぁ、ぼけぼけ写真を一杯撮ってからに、このぼけぇ。ろくでなし~。」などと散々酷評されたということです。

(♪ なんてひどい アーウィ! 云いかた~)

 

 結果、再撮り直しをせよとのご命令なのですが、川越も、急に寒くなってきました。明日、再撮り直しができるかなぁ。

 

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 ただし、転んでもただでは起きず、何かを拾ってくるこやんぴ、「アメリイヌホオズキのお洒落には理由があるのでは?」との情報をすくい上げてまいりました。

 

 恥ずかしながら、ピンぼけ写真により、手繰り寄せた情報をお知らせいたします。

 言うまでもないことですが、「情報」と申しましても、これといった役には立ちません。え~、え~、それが、当ブログの特徴なんでございますよ。

(ぼけぼけ写真ばかりだったものですから、こやんぴ、ちょっとやけ気味のようです。)



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 上の写真、ピントは、前の花と後ろの花の間にあるようです。お恥ずかしい次第ですが、咲き始めの花の黄色い蕊がしっかりとしていることが分かります。

 花には、まだ青色がわずかです。白い花と言ってもよいくらいです。


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 絞りのような感じで、花弁に青色が浮かび上がってくるころには、蕊の形がちょっと崩れ始めます。

 白から青色に変わるのは、外側からのようですね。


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 さらに濃い色に染まると、蕊が「おらぁ、もう、おしべぇ(おしまい)だ。」と嘆き始めます。

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 青紫色にお化粧を済ませた時分には、蕊も花弁も哀れな姿に。

 

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 蕊の痕跡が残る若い実もありました。


 ピンぼけ写真を多数お見せして申し訳ありませんでした。

 

 花の色の変わる植物は、ハコネウツギスイカズラなど、他にもありますね。

 植物の花は、虫たちに花粉と蜜を提供する代わりに、受粉のお手伝いをお願いしている訳です。花色を変える植物たちは、花の色の変化によって、受粉してほしい花がどれであるか、受粉済みの花がどれであるかのサインを虫たちに送っているとのこと。

 

 アメリイヌホオズキも、そうなのかもしれません。

 

平たく言うとひた隠された平たいヒラタケ

 以前、お化けのようなヒラタケ(多分)を、立ち枯れたエノキの大木の根元で見かけたことを記しました。

 

 その後も、そのヒラタケ(多分)は、その木の根元にあったのですが、今朝、久しぶりに覗き込んだところ、一つ残らず採集されていました。

 どなたかが食べるつもりで持ち帰ったものと思われます。

 

 おやおや? エノキの根元が不自然です。

 

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 明らかに何者かによって草が寄せてあります。その「何者」の第一候補は犬。ワンちゃんが用を済ませた後に、後ろ足で草を蹴っ飛ばしたのか?

 でも、爪痕がありません。犬ではなさそうです。

 アライグマが潜んでいたら引っかかれそうですが、アライグマが巣の入り口に蓋をするという話は聞いたことがありません。

 すぐ近くに、逆「ハ」の字型に草の踏み跡がついていたので、どうも人間の手によるもののようです。

 

 これは怪しい。何かがあるに違いない。

 

 草を除けてみると、おおおお、なんと、なんと、ヒラタケ(多分)がいっぱい。

 ネットに出ているヒラタケの写真に、これとそっくりのものがあります。ヒラタケ(多分)は、ヒラタケと言ってよさそうです。

 

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 エリンギのように大きく育ったヒラタケ(多分)を採集した人が、その下に生育するヒラタケ(多分)を採集するまでの間、他人の邪魔が入らないように、草で覆い隠したものと思われます。

 

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 写真を写させていただいた後、草をもう一度かき集め、覆いをしておきました。

 

 この後、その人により、新しく生じたヒラタケ(多分)も採集されることとなれば、最初に採取されたヒラタケ(多分)を食べても中毒にならず、美味しい思いをしたと考えてよいでしょう。ヒラタケ(多分)から「(多分)」が取れる日も近い・・・。

 

 でも、キノコに関しては、石橋を叩いて叩いて渡らずに戻ってくるタイプのこやんぴは、どうしても、

「ヒラタケ(多分)の毒に当たらない特異体質の人がいるかもな。」

そう思ってしまうのです。そのようなわけですから、前にも申し上げたとおり、私は食べません。

 

 食べはしませんが、いかにも見事なヒラタケ(多分)ですねぇ。

アメリカの犬の鬼灯

 今日の関東は、暖かというより暑いくらいでした。

 東京に落語を聴きに行ったのですが、半袖の人すらいましたよ。

 

 出がけに、我が家の隣の空き地のアメリイヌホオズキがあまりに綺麗だったので、カメラに収めました。

 

 アメリイヌホオズキの花色は、秋が深まると青みが増すとのことですが、冬になっても暖かなので、ますます鮮やかな青紫色となりました。

 

 電車の時刻を気にしながら、一枚だけちゃっちゃと撮ったのですが、何のことはない、焦点の合っていない奥の花の方が色が濃いではありませんか。

 

 前方の花は、アメリカ生まれのくせに、菫色から淡藤色への日本的なグラデーションが魅力的・・・というのは、負け惜しみかな。

 もしそう主張したいのなら、すぐ下の花と重ならないように撮らなくてはね。

 

 だって、電車が、電車の時間が・・・。

 

 はいはい、言い訳はそのくらいにして、勝負検査役からの発表を待ちましょう。

 

「え〜、只今の協議についてご説明申し上げます。

 万事にいい加減なこやんぴ行司は、『この写真のままでもいいや』と軍配を投げ出しましたが、意外に几帳面な『心の中こやんぴ』から、『待ったがあったのではないか』と物言いが付き、協議した結果、白黒をつけると色が分からなくなるから、

(観客席から『うまいこと言うねぇ。』との声あり。)

もう一度カラーで撮影したらどうだい、どうだい、という意見が多く、『どうだい』が『同体』に似ていることから、

(向こう正面で『何じゃそりゃ〜?』と叫ぶ人あり。)

明日、撮り直しと決定いたしました。

(大歓声・・・ならぬ大失笑?が起こる。)」

 

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《 アメリイヌホオズキ(ナス科) 》

虹の向こうに

 小雨の降る一日でした。

 

 遅いお昼を済ませた後、しゃれた喫茶店を探して初めての道をドライブ。皮肉なことに、対向車線の方には候補の店が次々現れるのに、分離帯が続いていてUターンできません。

 

 走るうち、農協の直売所の看板が見えたので、目的変更。野菜の買い出しになってしまいました。噂どおり、今、野菜が安い!

 

 店先には、数々の花の苗が。生き生きとした苗でした。今日は購入しませんでしたが、後日、仕入れに来ようと思いました。

 

 咲くに従い花の色を変えるというプリムラ・・・綺麗ですね。


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 武蔵野台地の雑木林が控えめに紅葉し、よく整備された野菜畑が延々と続く狭山市堀兼。昔は、浅い井戸だと水が出ず、井戸を掘りかねたから、それが地名になったとも。地域の方たちが苦労して掘ったという「堀兼の井」という旧跡も残っています。

 

 雄大な景色の中を走っているうちに、今月号の語学テキストが未購入だったことを思いだし、川越駅近くの駐車場に車を入れて、本屋さんへ。

 

 用を済ませて外へ出ると、ぱらぱら雨が降っているのに、夕日が眩しいほど。


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 川越駅の方を振り向くと、少し薄目ですが、大きな虹が架かっていました。

 多くの人が、スマホで写真を撮り、早速誰かに送信しているようでした。


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 くっきりとはしていなかったけれど、半円状の虹をひとしきり楽しみました。

木枯らし1号が吹かず、花たちは騙されて・・・

 何月であろうと、その年の冬に初めて吹く強い北風を「木枯らし1号」と呼ぶものとばかり思っていました。

 ところが、11月末日までに吹かないと、その年は、

「今年は、木枯らし1号が吹きませんでした。」

ということになるんですってね。知りませんでした。

 

 気象庁は、「10月半ばから11月末にかけて吹く北風で、最大風速はおおむね8メートル以上」のものを「木枯らし1号」と呼ぶことに決めているらしい。

 

 木枯らし1号が吹かなかったのは、平成始まって以来ということですから、今年は、平成で唯一木枯らし1号が吹かなかった年ということになりますね。

 

 関東は、本当に暖かいまま。

 庭のタイワンホトトギスも、いつもの年なら、葉を落としているのに、まだ青々としているくらいですから、農家で栽培している野菜も、のびのび育っているようで、価格もぐんぐん下がっています。めでたいことのようですが、作付けのバランスが崩れて、年末に品不足になる可能性もあるらしい・・・。もしそうなったら、新年を迎える前に財布がどんどん軽くなってしまいます。もともと軽いのに。

 

 ご近所さんから、庭に咲いた菊の花などを切り花としていただきましたが、その添え物として頂戴したユキヤナギが花芽を膨らませ、咲いているではありませんか。

 

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 あまりの暖かさに、つい、咲いてしまったのでしょうね。

 まだ、膨らみつつある花芽がいくつか・・・。

 

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 この後、急激に寒くなると、体にこたえそうですね。

 ユキヤナギも、きっと、びっくりすることでしょう。