「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

武蔵丘陵森林公園で、キノコ、キノコ

 昨日の午後、武蔵丘陵森林公園に出かけてきました。自転車を借り、ほぼ園内全域を走り回ってきました。足がぱんぱん。

 

 キノコがいっぱい。

 たくさん写真を撮ったのはよいけれど、図鑑で名前を調べても、なかなか同定が難しくて・・・。四苦八苦しています。

 そのようなわけで、本日ご紹介するのは、ほんの一部。その「ほんの一部」も、今日のところ「名無しの権兵衛」がほとんど。

 恐れ入ります。

 

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 最初に見つけたキノコは、ノウタケ。たまたま知っているキノコでした。数日前に川越市内で見かけ、ネットで嫌というほど調べまくったので、まず間違いなし。

「ノウタケ(脳茸)」の名前の由来は、表面が脳のような皺模様なので。

「気持ち悪い」と思われる方も多いと思いますが、幼菌から成菌の初期には食用になるそうです。

 もちろん、公園内なので採取はしませんし、そもそも、私にはキノコ狩りの趣味はありません。キノコには食用のものとよく似た毒キノコがあるので、どうしてもビビります。家では、食料品店で買った栽培品のキノコだけを食べています。

 

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 美味しいキノコなのか、公園内に住む「何者か」が齧った跡があります。イグチ科のキノコでしょうか? 食べられそうな気がしますが、これを齧った「何者か」が特異体質なのかもしれず・・・。

 

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 スーパーマーケットなどでは野菜売り場に置かれているキノコですが、他の野菜が属する「植物」ではありません。植物の大半は自ら栄養を作り出す能力を持っていますが、キノコは、動物と同様、栄養を自分では作ることのできない従属栄養生物の「菌類」なのです。

 イグチ科かもしれないこのキノコも、有機物を分解して栄養を吸収し生きている菌類の子実体。

 そのキノコが、同じ菌類である黴に蝕まれています。分解者が分解者によって分解される姿・・・シュールです。

 

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 この日一番びっくりしたのがこのキノコ。

「傘」はとってもかわいいのに、「つぼ」が何ともグロテスク。

 名前は、多分、イグチ科の「ベニイグチ」。

 

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 ベニイグチに似ているけれど、こちらは黄色っぽいですね。頭(傘)をがっくりと垂れてしまっています。「キアミアシイグチ」の老菌でしょうか。

 

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 これもイグチ科かな? イグチ科のキノコの傘の裏側は、シイタケのような放射状の「ひだ」ではなく、ぶちぶちと穴の開いた「管孔」です。

コウジタケ」に似ていますが、柄が赤いのがちょっと気になります。柄は普通黄色らしいのです。でも、中には柄が赤くなるものもあるというので、「コウジタケ」の可能性あり。

 

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 このキノコも公園内に住む「何者か」によって食べられてしまったようです。卵からおもちゃのような幼菌が姿を現した段階。食べられていなければ慎重に撮影したのですが、雑にとったのでボケた写真になってしまいました。「タマゴタケ」です。

 食べたら危なそうに見えるタマゴタケですが、実は食用になります。

 

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 これは、かわいい! 傘の直径が5センチメートルにも満たない小さなキノコです。成長すると傘が漏斗状になるようですね。名前は・・・今のところ、分かりません。