おや離れ動物 トウキョウダルマガエル
私の住む川越市郊外の農業水路。まだオタマジャクシからカエルになって間もないトウキョウダルマガエルを見つけました。
アオミドロの傍らで、あるいはアオミドロの中に潜り込んで、餌となる虫たちがやって来るのをじっと待っています。
「ちょ、ちょっと待った。」
おや、どうしました、ヒゲじい?
「カエルの大抵の種の親は、普通、卵を産みっぱなしでしょ! オタマジャクシの段階まで親が面倒みるなんて聞いたことありませんぞ。親離れのカエルなんて聞いたらひっくり返る、なんちゃって。」
私も聞いたことありません(キッパリ)。
「あれまぁ、開き直っちゃって。だって、表題に『おや離れ』って書いてあるよ。ハクセキレイやアメリカザリガニのときと同じように。」
ヒゲじい、よ〜くご覧ください。ハクセキレイやアメリカザリガニのときは「親離れ」、今回は「おや離れ」。
本日の本文の1行目から、「おや?」と思った方もいらっしゃると思います。
「トウキョウダルマガエル???」
「トノサマガエルの間違いなんじゃないか?」
と。
鋭いご指摘ですが、トウキョウダルマガエルが正解。
関東地方には、トノサマガエルは棲息していないのです。
私も、大人になるまでトウキョウダルマガエルのことをトノサマガエルとばかり思っていました。
本当の名前と「おや?離れ」ていたのです。