二度上峠から浅間山を望む
9月11日から12日まで、群馬県嬬恋村に行ってきましたが、一日目は雨。
二日目は、11日の雨が嘘のような晴天。
二度上峠からは、浅間山の雄姿を望むことができました。
この日は、噴煙は上がっていませんでした。
浅間山は、黒斑山から前掛山、そして現在の浅間山へと、西側から東側に火口を移しています。とは言っても、何万年もかけてのことなので、今すぐ軽井沢の別荘地に新しい火山ができるということではありません。
黒斑山の山体崩壊を伴う大爆発は有史以前の出来事ですが、黒斑山に登ると、そのすさまじさを想像することができます。成層火山だった黒斑山の八合目以上が吹き飛んでしまったということなので、大量の噴出物が空高く舞い上がったのは必定。おそらく、地球全体がその影響を何年も受け続けたのではないでしょうか。
江戸時代の天明年間に浅間山が噴火した際は、火砕流により鎌原村が全滅してしまったことは有名です。浅間山から押し出した火砕流の痕跡は今でも浅間山の山体に残されています。
鬼押し出し園もその遺構です。
最近、浅間山だけではなく、日本国中で火山活動が活発化する傾向がありますが、大きな被害の出ないことを願うのみです。