萱葺きの公衆浴場 大谷地鉱泉
長野県の御代田町から軽井沢町に入り、草津町へと経巡ってきた今回の旅行。
今日、川越に帰ってきました。
帰っては来ましたが、明日の盆踊り大会に向けて、最後の子ども太鼓の練習、盆踊りの最終稽古があったので、のんびりとはしておりません。
今回の旅行の詳細は、したがって、また先延ばし。
最初に出かけた「おおやちこうせん」について記します。
「なぬなぬ? でっかい親父がウルトラマンばりの必殺光線を出すのか?」
出しませんよ。「大親父光線(おおおやじこうせん)」ではなく、「大谷地鉱泉(おおやちこうせん)」。
ご覧ください。萱葺きの「鉱泉」。
でも、鉱泉宿ではなく、浴場。しかも、最近増えている「日帰り温泉」でも「スーパー銭湯」でもなく、なんと!「公衆浴場」。
公衆浴場法に基づく浴場なので、勝手に値上げができません。公衆浴場料金は、長野全県一律で400円と決まっています。入湯するのに400円しかかからないのです。
公衆浴場と言うと、街中の銭湯を思い浮かべますが、写真を見る限り、そんな雰囲気はないですよね。農家のようなたたずまい。
実は、この家屋で銭湯を営業していたのは昔の話。
今は、すぐ脇に新しい銭湯が建っています。
ちょっと見は、自治会館か何かのようです。おらが村の自治会館に似ています。
周辺は水田地帯。純農村地帯の公衆浴場という設定は、昨今ではかなり珍しいのではないでしょうか。
ちなみに、御代田町の市街地に銭湯は一軒もありません。郊外にも、ここ以外にはありません。すなわち、御代田町唯一の銭湯が大谷地鉱泉なのです。
すぐ脇には、これまた相当古いお堂があります。中に大きな仏像が安置してあったのでびっくりです。
大谷地鉱泉には、水質の検査結果が張り出されていません。いませんが、アトピーにも良いとか。
熱めのお湯(「薄めないでください」と書いてあります。)に入ると、いろいろな身体の不具合に効能がありそうな雰囲気。
でも、繰り返しになりますが、「温泉」ではありませんので、そのような表示はどこにもありません。
隣の軽井沢の立寄り湯は、どこも入浴料の設定が「ちと高め」の上、旅行シーズンにはかなり混んでいることも。
軽井沢町から御代田町に入ってすぐの大谷地鉱泉は、穴場的存在です。
(お風呂は小さいので、どどっと押し寄せないでね。)