久しぶりに放送大学のテレビ番組を
放送大学・・・学生募集が始まった年に入学し、3回も卒業した私。
でも、最近は、ほんの時々、チャンネルを合わせて、
「開学当時並みに貧相な授業が多いなぁ。」
と、ぶつぶつ文句を言って、他のチャンネルに切り替えてしまうことがほとんど。
開学当初のテレビ番組もひどかったですよ。講師が約45分間、話しっぱなし。図表が映されることはあっても、基本は、カメラを凝視した講師が喋るだけ。変化をつけるために、照明の色が時々変わる程度。
もちろん、フィルム構成豊富で、見て楽しい工夫がされていた番組もあったけれど、それは少数派。思わず、テレビに向かって、
「テレビなんだからさぁ、少しは工夫しろよ、もう!」
と何度叫んだことか。
開学当初は3学期制(今は2学期制)で、15回の放送が終わるとすぐ単位修得試験、試験が終わるとすぐ次の学期の放送が始まるというハードスケジュール。
ドイツ語などの言語は、1学期(15週間)の間に30回の放送があり、その間に、学生を初心者レベルから中級レベルにまで引き上げてしまおうという、本当の初学者にはとてもついていけない内容。
当時の私は若かったので、何とか頑張りましたが、ひいひいものでした。大学側も、
「こりゃいかん。これじゃあ、学生がかわいそう。」
と思ったのか、私たち学生よりも、先生、スタッフの方が疲れてしまったのか、やがて、2学期制となり、夏や年度末に「ゆとり」の期間が設けられるようになりました。
ラジオ番組は、メディアの性格上、あまり変わり映えしなかったのですが、テレビ番組は、取材映像などにずいぶんお金をかけるようになって、見ていて楽しい授業も増えていきました。
ところが最近は、特殊法人ではなくなって、予算確保が厳しくなっているのか、入学者が減っているのか、モチベーションが下がっているのか、よく分かりませんが、テレビ番組の質が極めてよろしくない、これでは、負の連鎖・・・
ところが、今日、たまたまチャンネルを合わせたら、地球の歴史について、CG映像を交えた興味深い特別番組にたまたま出会い、最初から最後まで興味深く見入ってしまいました。
これまで知らなかった最近の研究成果を知り、びっくり仰天。
いろいろな分野で、研究は日々進歩しているのですね。学び続けることの必要性を再認識しました。たまには、放送大学の番組もチェックした方が良さそうです。
今日の番組に関連する「地球史を読み解く」という講座は、テキストも買って、15回見てみたいと思っています。
(それにしても、放送大学のテキスト、ばか高いんですよねぇ。中古でも。)