鳩ノ巣渓谷の「サルオガセに似た植物」
「鳩ノ巣渓谷そぞろ歩きの記 その3(最終回)」で、この写真について、
「サルオガセ?
奥秩父の原生林などで見かけるサルオガセよりも鮮やかな色をしています。
こんな低山にもサルオガセの仲間があるとは思いもしませんでした。サルオガセだったとしたらですが・・・。」
と記しました。
高山に自生するサルオガセは、くすんだ緑色。こちらは鮮やかな黄緑色。
もしかしたら、違うかもしれない・・・そう考え、ネット上を右往左往した結果、やっと名前が分かりました。
キヨスミイトゴケ(ハイヒモゴケ科)。
埼玉県や神奈川県では「準絶滅危惧種」に指定されていますが、千葉県では清澄山、東京都では高尾山などでも見られるようです。
千葉県の清澄山(きよすみやま)の名が冠されているのは、同地に多く生息しているから(同地で発見されたとの記述も。)とか。
長さ約10~20センチと、サルオガセよりはかなり短めです。
雌雄異株。写真の株の雌雄は分かりません。
フェースブックで友人にも知らせしたところ、早速、
「えっ,これがコケ? 」
とのコメントが付きました。これに続く文章が、
「うそコケ!」
となっていたらどうしようとハラハラしましたが、
「なるほどイトゴケって言うんですね。」
だったので、ほっとしたこやんぴなのでした。