晴れから雪へ、そして冷たい雨 伊香保旅行
幸先の良い好天気
7日、川越を出たときは曇っていた空も、北に向かって走るうちに雲が切れ陽がさしてきました。幸先の良いスタート。
11時過ぎに家を出たので、早くもお昼の心配をしなければなりません。
渋川インターの手前の駒寄スマートインターで降り、途中の街道で適当な店で食堂を探すことに。
一般道に出た途端に、榛名山がどーんと迫ってきました。自ずから期待が高まります。
ところが、新しい道路ができたために、以前通った道とは違う道を走ることになってしまい、これはと思う店に出くわしません。結局、水沢観音近くのうどん屋さんに寄ることに。
芋串と水沢うどんと
途中にあった「江戸時代の茶店」といった雰囲気たっぷりの鹿火屋。ここで美味しい芋串に出会った経緯については、すでに記したとおりです。
※ 帰りにも寄ろうとしたら、定休日でした。
※ 絶品、芋串。
※ 囲炉裏の煤が浸み込んだ小上がり。
タイムスリップしたみたい。
味噌田楽、芋串を食したにもかかわらず、水沢うどんでお昼をがっつり。これも記述済みです。
※ のどごし抜群!
※ 舞茸も質の良いものが使われている・・・
そのように思いました。
石段街には行かなかった
宿に入った後、妻に、
「石段街に散歩に行こう!」
と提案したのですが、
「明日にしよう。」
の一言。
「明日は雨だってよ。」
「もし、そうなら次に来る時で良いんじゃない。」
そんなこんなで、の〜んびりと1日めの時は流れていきました。
8日の朝、カーテンを開けると雪が降っています。
ほらぁ、石段街に行けなくなってしまったじゃあないか。
妻に一言申し述べたいところですが、まあ良いか。また来れば。おや、いつの間にか、妻と同じ意見になっています。婦唱夫随のこやんぴ家の面目躍如です。
竹久夢二伊香保記念館へ
雪も雨へと変わったので、帰宅を急ぐ必要もなくなりました。朝風呂にゆったりと浸かり、11時過ぎにチェックアウト。
竹久夢二伊香保記念館で、本館ばかりではなく、新館も見学。新館と言っても、ふんだんに豪華な古材を使用していて、それだけでも見ごたえがあります。
※ 新館。実に贅沢な造りです。
館の中には、夢二の生きた時代のガラス製品がたくさん。ガラスの好きな私たちは大満足です。
※ 家にこんなライトがあったら和みますね。
※ 遊び心たっぷりのお皿。
口のところは、わざわざ切り込みが。
※ 展示にも工夫が。市松模様が面白い。
※ 昔のグラスには独特の味わいが・・・
※ 日本的要素を感じるステンドグラスです。
※ ドアノブの色合いのなんという美しさ!
本館に戻る途中には、雨にしっとり濡れる茶室が。
※ 苔もきれい。
本館は、平成生まれ。でも、明治の貴族の館という雰囲気。
※ 舞踏会に貴族が続々と・・・そんな気が。
この日は団体客が集っていました。
アンティークな大型オルゴールの美しい音色に感動し、古いピアノの妙なる演奏にも心を奪われましたが、夢二の俳句、特に辞世の句に釘付けとなってしまいました。
死に隣(とな)る眠薬(ねむりぐすり)や蛙なく
『夢二句集』を購入した後、同じ敷地内にある木暮茶寮で、ちょっと高いけれど美味しい蕎麦を頂いて、大満足の旅を締めくくり家路に着きました。
※ 蕎麦の香りがほんのりと漂いました。
※ 天ぷらもおいしかったぁ!
車のフロント越しに、木の枝が冷たい雨に震えていました。
※ 車の中から・・・ずぼらな話ですね。