ムラサキケマンのパチパチ攻撃!
我が家の庭に侵入し、少しずつ勢力を広げつつある草、それがムラサキケマン。
「まあまあ綺麗なので、花の咲くのを許しています」とは、言い訳以外の何ものでもありません。ずぼらなので、気が向かない限り草むしりをしない、というのが本当のところ。
そのようなわけで、あちらこちらでムラサキケマンなどの「いわゆる雑草」が、我が家の庭では幅を利かせているのです。
ヤマエンゴサクの親戚筋にあたるのですが、生命力の強さは、ムラサキケマンの方が格段に勝ります。相撲で言えば、序の口と横綱ほどの差。てんで勝負になりません。
不思議なことが一つ。
この植物は、群落をつくらず、ぽつんぽつんといろいろな場所に実生が生じるのです。なんでなのだろう?
一昨日、実を結んだムラサキケマンを引っこ抜く作業をしていて、その謎が解けました。
えっ、みんな知ってる? 知らなかったのは私だけなのか。
これが、ムラサキケマンの実です。
この状態になっていた株を、一昨日は抜いたのでした。
そうしたら・・・
痛いのです、顔や手などが。
パチパチパチ。
音まで出ています。銃が乱射されたかのよう。いてててて。
・・・というほど痛くはありませんが、最初、何が起こったのか分かりませんでした。
なんと、ムラサキケマンの実は、ホウセンカやツリフネソウのように、ちょっと触ると、あっという間にはじけ飛んでしまう類のものだったのです。知らなかったなぁ。
ひとつ前の写真と違っているのは、こちらの写真が、実にそっと手を当てた直後であるということ。多くの実が、爆発するように弾けてなくなっています。
種が四方八方に跳んでいったのですね。これでは、あちらこちらに増えるはずです。
何のことはない、今年は、子孫繁栄のために、私が種まきをお手伝いした格好です。