春の妖精たちに会いに・・・ちょっと遅かったかな
妖精たちの住む森へ
昨日のワークショップ、いつものとおり、準備が「付け焼刃」なので、心配をしていたのですが、子どもからシニアまで、まあまあ満足してくれたようです。
諸団体の経理のお手伝いとか、新年度向けの資料の作成だとか、何かと忙しかったのに、途中で、京都・奈良に出かけてしまったため、ここ数日がタイトだったこと!
今日も、明日の会議のための資料の最終チェック。
何とか終わりました。
それでも、今日は、少し時間の余裕ができたので、ヤマエンゴサクに会いに行ってきました。
うわぁ、今年は少し遅すぎたみたいです。
もう、ほとんどの花が散り、咲いている花も、「もう疲れたから、散るね。」状態。
もう少し早く来ればよかったようです。悔やまれます。
それでも、こやんぴ同様、遅れ咲きの花もありました。
「え~、こやんぴが『咲いた』って話、聞いてないんですけどぉ。」
ほっといてください。
アマナは、花の数がまだ少ないようです。
花の数が少ないうえに、朝方は蕾を閉じているので、見つけるのが大変です。
初秋に咲くので春の妖精ではありませんが、ツルボも葉を茂らせてきました。
去年まで、私は、この葉がツルボだとは知りませんでした。
なにせ、この葉、何も咲かすことなく、夏前には枯れて地上部から消え失せてしまうのですから。
初秋に出てくるツルボは、少しですが葉を従えています。
葉を従えていなければ、ツルボもヒガンバナに似た生活史を送るタイプなのかな、と、想像もついたところですが、なまじ葉を持っているので、
「ツルボは、初秋に芽を出し、葉を伸ばし、花をつけるタイプの花なんだな。」
と思っていたのです。
春のこの葉と、秋のツルボが同じ植物だとは想像もつかなかったのです。
夏の休眠期を除き、葉が2回生えてくるとは、ちょっと変わっていますね。
隣りの空き地、我が狭庭
隣の空き地は、「雑草」たちの花盛り。
綿毛は、タンポポよりも稠密です。昔の通勤電車の混雑を思い出してしまいました。
ナズナには、三味線の撥のような種がたくさんできています。この種の部分を下に引っ張り、ぶらぶらの状態にして、耳の近くで振ると、ぱたぱたと音が聞こえます。それで、「ぺんぺん草」とも。
我が家の庭の片隅で遠慮深げに花を咲かせているのは、ヒメオドリコソウ。
なんでそんなに引っ込み思案なの?
ムラサキケマンは、ヤマエンゴサクに近い植物ですが、珍しくもないので、お相手してくれる人間も少ないので、ちょっとお気の毒。
我が家の庭のムラサキケマンは、白い部分が目立ちますが、紫色がもっと幅を利かせたムラサキケマンもあります。
シュンラン・・・好きだなあ、このたたずまい。
花の芯に、おじいさんとおばあさんが住んでいるようにも見えるとか。それで、「じじばば」と呼ぶ地方もあるそうです。
ラッパスイセンも花盛り。隣の白と黄色の取り合わせのスイセンは・・・
ごちゃごちゃした印象で、あまり好きではなかったのですが、よく見ると「それなり」ですね。
タチツボスミレの咲き始めは、とても清楚。
ハナズオウの蕾たち。昆虫の卵のように見えなくもありません。
よく見かけるタイプのツバキですが、毎年、よく咲いてくれます。