江戸川区瑞江の義理の叔母のもとへ
妻は、江東区で育ちました。
家は、鉄工所を経営しており、義父母ともに忙しく働いていたため、妻や義弟は、同じ敷地内にあった義母の弟夫婦(つまり、妻の叔父さん夫婦)の家に入り浸りと言ってよいほどお世話になっていたとか。
今は、叔母さんが江戸川区瑞江で独り暮らし。元気ではあるものの、もう89歳、物忘れも気になりだしています。
妻が、義兄と義弟に声をかけ、久しぶりに叔母さんの家を訪問するとともに、伯父さんのお墓参りをすることに。こういったことに対する妻の企画力、行動力は、実にたいしたものだといつも思います。
今日、真夏のような天気の中、3兄弟姉妹の夫婦、計6人で、叔母さんの家を訪問しました。叔母さんの娘、つまり、妻の従妹も応接のために来てくれたので、昔話に花が咲きました。
叔父さんが眠るお寺は、歩いて15分ほど。叔母さんの家から近い裏門から入り、墓前で手を合わせました。
それにしても、墓地から見える本堂がとても大きいく立派そうなので、由緒などを確認してみたくなり、表門の方に回ってみることにしました。
本堂は、比較的新しいようですが、伝統的な寺院建築。スイフヨウの花がまだ元気に咲いていました。
(指が写り込んでしまいました。)
山門は修復中のようです。土台がジャッキアップされています。
都内で、これだけの敷地面積を誇るお寺は、有名なお寺はともかく、そうはないでしょうね。
見にくいですが、このお寺、大雲寺の案内看板です。
お寺そのものは、徳川二代将軍との関係が深いとのことですが、この地に移ってきたのは、昭和になってからとのこと。
歌舞伎役者のお墓が多く、役者寺と呼ばれている、との記述があります。
そこで、墓地に逆戻りして、江戸時代の名歌舞伎役者たちのお墓をぐるっと回ってきました。昭和になって移転してきたこともあるのでしょうか、墓石にそれほど古いものは見当たりませんでした。
スイフヨウに入り込んだハチさん、花の蜜に酔っているのでしょうか?
叔母さんの家で、妻の従妹が準備してくれたお弁当をいただきながら、再び楽しい会話を楽しみました。お新香は、叔母さんの手づくり。
叔母さんは、虫歯が一本もないそうで、これには一同、びっくり。
名残りは尽きませんが、あまり長居をすると叔母さんも疲れてしまいます。
手を振り振り別れてきました。道の曲がり角でお互いの姿が見えなくなるまで。