「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

お松の池はワンダーランド

お松の池の賑わい

 

 六日町(南魚沼市)の常宿近くにあるお松の池は、ワンダーランドです。

 数日前に、チョウトンボやキイトトンボの写真をアップしましたが、それ以前にも、お松の池で見かけた他のイトトンボやクモキリソウ、ジュンサイの花などを紹介してきました。草本植物好き、昆虫好きの私にとって、宿のすぐ近くにこんな素晴らしい場所が存在することは、本当に幸せなことです。

 

 今回の旅では、なんと言ってもチョウトンボに出会ったのが一番大きな収穫ですが、家の近くでは見かけない植物たちにも会ってまいりました。

 

 まず目立ったのがこれ。

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 池の中から、穂状の花が立ち上がっています。

 わずかに見える水の中に、キンギョモのような物が見えていますね。

 ホザキノフサモか、その親戚筋かと思われます。

 

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 ホザキノフサモ(?)の脇に黄色い小さな花が見えました。

 もう少し拡大して見ましょうか?

 

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 どうみても、同じ植物ではないようです。

 さらに拡大。

 

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 8月10日の朝は、霧のような雨が降りました。その名残りなのでしょう、水玉を三つ付けているのが、なんとも可愛らしいですね。

 水面より上ではこんなかわいい顔をしているのですが、池の中では、あな恐ろしや、ミジンコを捉えて食べる食虫植物なのです。

 タヌキモ。

 

 チョウトンボに遭遇し、しかも、若い雄、成熟した雄、さらに雌(雌だけは未だ写真をアップしておりません。)が葉先に休んでいる写真を撮ることができただけでも幸運なのに、滴を三つも浮かべたタヌキモの花まで撮影できるなんて、なんて幸運なのでしょうか。

 

 

チョウトンボ

 若い雄、壮年の雄、そして雌

 

 9日には、チョウトンボの若い雄だけしか撮影できませんでした。じっくり撮影しようにも、チョウトンボは、あまり草の上で休んでくれないからです。蝶のようにひらひら舞うかと思えば、他のトンボのようにすいすいっと飛んだり、二頭で追いかけっこをしたり、何かとお忙しいようなのです。

 

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《 9日に撮影した若い雄。虹色の輝きに魅了されました。 》

 

 雌も、成熟した雄も撮影しないまま、この地を去るのは残念すぎます。そこて、旅行最後の日である10日は、朝食前に撮影に出かけました。けれど、霧雨が降っていたために、ほとんどチョウトンボの出現がありませんでした。がっかりしながら、視線を下に移したところ、ノアズキが花を咲かせていたので、パチリ。

 

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 家路に就く前に、「駄目かもしれないな」と思いつつ、もう一度お松の池に立ち寄ったところ、幸いにも雨が止んだため、多くのチョウトンボが池の上を飛び回っている姿を眺めることができました。

 

 チョウトンボは相変わらず激しく動く回り、私はカメラを振り回すばかり。やっと、止まってくれたかと思うと、カメラがなかなかピントを合わせてくれず、チョウトンボの方がしびれを切らして飛んでいってしまう・・・そんなことの繰り返し。

 

 諦めて帰ろうとした時分になって、やっと長く休息する二頭に出会いましたので、やたらとシャッターを切りました。もう無我夢中。

 したがって、雄だか雌だか、その時は把握していませんでした。

 

 後で確認したら、うれしいことに、成熟した雄と、雌であることが分かりました。

 

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《 成熟した雄の翅の色は、上質な着物のようです。 》

 

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《 雌はシックに決めていますね。これはこれできれいです。 》