CT検査と蕁麻疹
前回のCT検査では、造影剤の影響で、体中に蕁麻疹ができて大変でした。
検査の最中から、看護師さんが、
「あれ? あれ?」
と、これまでとは違う不審な行動をしていたので、こちらも、
「あれあれ、おいおい、大丈夫なの?」
と不安になってしまったのですが、それが杞憂ではなく、見事に的中してしまったのでした。
そんなことがあったために、今回は、病院に向かう電車の中から、何となく体がかゆくなって・・・まさに、パブロフの犬状態。実に分かりやすい反応を示すこやんぴは、パブロフの犬よりも、心理学の実験対象に向いている人間なのかもしれません。
造影剤担当の看護師さんは、前回までの方とは違っていました。
同じ方だと言いにくかったのですが、今回の看護師さんがやさしそうな男性だったのをいいことに、
「前回の造影剤で蕁麻疹が出ました。多分否定されると思いますが、造影剤を規定量以上体内に入れたのか、血管外に漏れたかしたのだと思っています。本当に申し訳ないのですが、そう疑っています。痒かったです。体中、ぱんぱん。」
などと、憎まれ口をたたいてしまいました。
やさしそうな看護師さんは、本当にやさしくて、
「こうるせぇ患者だなあ」
といった態度は微塵もなく、心配する私に寄り添うように、
「それでは、前回までの状況を確認してみましょう。場合によっては、造影剤を換えますね。」
と言ってくださいました。
そして、調べた結果を、すぐに、かつ、丁寧に説明してくださいました。
「どうやら、前回だけ、違う造影剤を使ったことが分かりました。今回は、前々回までと同じ造影剤なので、前のようなことはないと思います。」
検査を終えると、正真正銘親切で優しい看護師さんは、文書を示しながら、
「もし、何か普段とは違う状況が出るといったことが少しでもあったら、遠慮なくここに電話してくださいね。」
と仰ってくれたのです。
今までは、
「はい、注意書きはここに書いてあるからね。よく読んでね。水をがぶがぶ飲んで、早く造影剤を体から出しなさいよ。」
程度の事務的かつ上から目線のご託宣しかなかったのと比べ、月とすっぽん。実に丁寧で、ありがたいご配慮です。
検査室を出る際に、看護師さん、レントゲン技師さんに、
「いろいろ申し上げ、申し訳ありませんでした。お世話になりました。」
と頭を下げました。こやんぴ、さっきの憎まれ口とはえらい違い。態度がころころ変わります。いくら、元我が家犬、コロちゃんの買い主とは言え、ころころが過ぎます。
反省しております。コロちゃん、ごめんなさい。
(謝る相手が違うような気が・・・)
帰宅後、水分をたっぷり採って、スポーツクラブで軽く汗を流し、また、水分を補給して、夜には、子どもたちに、東京音頭、炭坑節、秩父音頭などを教え、汗だくになって・・・
にもかかわらず、今回は、どうやら、蕁麻疹は出ずにすんだようです。よかったぁ。
ところで、盆踊り練習では、地元の川越音頭にも挑戦しましたが、所作のところどころを忘れてしまっていて、子どもたちに教えるどころではありませんでした。
もしかして、造影剤の影響でしょうか?