イートイン、様々な人たち
お寺の檀家組織(護寺会)の会計を仰せつかっております。
面倒くさがりの私には向いていないのに・・・
6月末が決算日なので、少しばかり仕事があります。それだけなら良いのですが、町内会の事務がいくつか重なって、オー、マイ、スパゲティ、じゃなかった、オー、マイ、ゴット。
妻も、明日は英語のレッスン前の予習で忙しく、夕飯はスーパーのイートインで軽く済ませざるを得ませんでした。スパゲティが良かったなぁ。オー、マイ。
ちなみに、妻は「夕飯の支度をするから」と外出を渋っていたのです。けれど、「いつもの店にプリンターのインクを買いに行ってくる」と言うと、「それなら、すぐ近くの『どこそこ』が安いよ」とのたまうのです。
品揃えに不安があったのですが、熱心なおすすめなので、「じゃあ、近いし、一緒に行こうよ」ということに。
案の定、「どこそこ」には、ピッタリの品がなかったので、結局、時間のかかるいつもの店まで出かけてしまったのです。そのために、イートイン。
梅雨の中休みで眺める夕焼け雲の、なんと壮大であることよ。
茜空も、息を呑むばかり。
先ほどの雲たちも、ほんのりと色づも、あっという間に色を失っていきます。
さて、イートイン。
すぐ近くのテーブルで、運動部の練習帰りらしい男子高校生二人が、数学の難問に挑んでいました。日に焼けた顔、二の腕。
集中力に優れているのかな、キョロキョロこやんぴとは異なり、一心不乱。
「勉強も、運動もがんばれよ。」
心の中で、二人に向かって叫びました。
親子連れ。中年の女性と二十歳そこそこと思われる娘さん。
食べ物の買い付け、お茶の用意など、そのすべてを小走りのお母さんが務めます。あちらに行ったり、こちらに来たり。
その間、娘さんは・・・
なぁーんにもしておりません、スマホ操作以外はこれっぽっちも、ちょこっとばかりも。
準備が整いました。
話しかけるお母さん。
関心のなさそうな娘っこ。スマホこちょこちょ。
結局、親不孝娘は、お母さんがせっかく用意したコーンアイスを紙コップに捨て去ったのでした。コーンは、お母さんがすべて食べて、二人は席を立っていきました。
「たまたまの行動であって、本当は仲が良くて、理解し合っている親子なんだろうなぁ。」
そう思うことにしました。
キョロキョロと挙動のおかしなおじさん、登場(筆者注 「きょろきょろと言えばこやんぴ」ですが、ここでは、あのこやんぴのことではありません。)。
レジの方の目が届かないのを見届けて、有料コーヒー用のフレッシュを何個も掴みました。
レジの方とは目が合わなかったのですが、私とはバッチリ合ってしまいました。
すると、キョロおじ、一目散に無料のお茶サーバーに突進。
「僕は、お茶が飲みたかっただけだもんねぇ。フレッシュ? なんのこと? ああ、そう、うんうん、お茶を飲んで気分フレッシュ。」
とでも言いたげ。
お茶を片手に、店からさっさと出ていったのでした。
大量のフレッシュを、あのお茶に入れて飲む?
それはないでしょうね。