曇った朝の散歩もまた
午後4時頃から雨になりました。大降りではありませんが、川越では「土を潤す」と言えるほどの雨は久しぶりです。
青空駐車のため、当家の車は、黄砂をたんまりと積もらせています。そこに中途半端な雨が降ると困ってしまいます。黄砂が水滴と仲良く手を繋いで小さな塊をたくさん作るため、車が無惨なまだら模様になってしまうからです。
そういった意味でも、まとまった雨は(降りすぎなければ)歓迎です。
朝散歩の時間帯には、雨雲がいくつもの層をなして
重なり合っていました。
天気が悪くなることを予告しているように思われます。
さらに、その一部は、何かに耐えられないかのように
深く落ちくぼんでいます。
落ちくぼんだ雲さんは、
「水滴が重くて重くて、もう限界。そろそろ雨にして、
じゃんじゃん降らしちゃおうかなぁ。」
と独り言を言っているのかもしれません。
八重桜も盛りを過ぎ、遊歩道を桜色に染めています。
ただし、今年は、大風が何回も吹いたので・・・
桜の花びらは、このように、道路の隅に大量に打ち寄せられる
形となっています。
したがって、例年のように、道路全体がまんべんなく
「桃色カーペット」になることは期待薄です。
土鳩たちが、散った花の中から何かを摘まんでいるように見えます。
彼ら、彼女らを引き付けているのは、桜の蜜の残り香なのでしょうか?
おや、手前の三羽は、顔を寄せ合っています。
真剣に何かを議論しているようにみえなくもありません。
「鳩首会談!」
うまい! 座布団一枚。
「いい土鳩会議、いいどばとかいぎ、井戸端会議。」
座布団、全部持っていきなさい。
丘に上がったかっぱ、じゃなかった鴨さんたちも、何かを物色しています。
メタセコイアの球果を咥えていますが、これがお食事?
ベニバナトチノキは、木によって開花の時期がずいぶん違いますね。
クスノキの若葉と花芽。青春の喜びにあふれています。
来るものあれば、去るものあり。
昨年から炭酸同化作用をせっせとこなしてきた葉は、春紅葉となり、
やがて惜別の歌を口ずさみつつ春落葉と化していくのです。
銀杏の若葉を撮ろうとしていたら・・・
すぐ近くに、アケビの雄花を見つけました。
こんな色をしている雄花が多いようですね。
我が子自慢となりますが、我が家のアケビの花(下の写真)は綺麗ですよ。
種を運んできてくれた小鳥さんには感謝しなければなりません。
ちなみに、手前の大きな花は雌花です。
同じ茎の先頭に雌花、その後ろに雄花奴が群れを成して続いているのです。