日照りに凶作なし
今年の川越の夏は、7月の末に梅雨が明けて以降、晴天続き、しかも猛烈な暑さの連続でした。雨も長いこと降りませんでした。
このため、野菜の生育状況には厳しいものがありましたが、もともと熱帯植物の稲は元気、元気。
稲穂が首を垂れるようになりました。本当にからからに干上がったら話は別でしょうが、「日照りに凶作なし」は、稲については本当らしい。
休耕田に「日照り」感が出ています。
スベリヒユも元気。畔に、水分をたっぷり蓄えた葉を並べて群落を作っています。色こそ違いますが、マツバボタンによく似た花。それもそのはず、近い仲間です。
当地では、スベリヒユを食べる習慣がありませんが、山形では「ひょう」と呼び、よく食べられます。川越でも、山形出身の老夫婦が経営していた食堂で、「ひょう」の炊き込みご飯が提供されていました。美味しかったなぁ。店が閉まって随分経ちます。いつの間にか、跡地は更地になっていました。
可愛そうな名前のつる草ですが、コーヒーの木の遠い親戚筋に当たります(科が「アカネ科」で同じ。属は違います。)。ただし、実がコーヒーの代用になるということはないようです。
それでは、「屁のつっかえ棒」にもならないのかというと、そんなことはなく、しもやけなどによく効くとのこと。