蓼科日和(11月24日)
凍ゆる朝・・・
霜が、生気を失いかけた薔薇に束の間の輝きを。
友人夫婦に、ちょっと変わった蕎麦屋さんに連れて行ってもらいました。
作業場らしき建物を改装したと思われます。
鉄がふんだんに使われています。
建物の目隠しも、美しく赤錆の浮いた鉄。椅子のフレームも、重い鉄。
毎月変わるという前菜のなんと美しいことよ。
ふろふき大根も、だし巻き卵も美味しかったぁ。
冷たく、引き締まった新蕎麦。
ひんやりとした鉄と、温かみのあるむき出しの木材と、景色を適度に歪める古ガラスと・・・
入り口のドアのバランサーは、河原の小石。
たわわ実るも取る人もなき柿の先には、阿弥陀岳。
雪は、だいぶ消えたようです。
冬夕焼けは、もの悲し。