地元のシニア会、秩父へ行く
9月、そぼ降る雨の中視察に行った秩父日帰り旅行の本番が今日でした。
9時出発。当地のシニアには「遅れてはならじ。早く行かねばならぬ。」という人が多い(我が国では、どこでもそうかな?)ので、私たち夫婦には珍しく、集合時間よりかなり早目に家を出たにもかかわらず、観光バス乗り場に到着したのは、参加25人中、後から2番目でした。
シニア、早っ!
川越から日高、飯能とバスは順調に走ります。
二度の台風の強風で、木々の葉がだいぶ飛ばされてしまいましたが、残った葉たちが紅葉の準備に余念がない様子。葉が飛ばされ過ぎたために花が咲いた桜の木もちらほら。
正丸トンネルを抜けると、秩父。横瀬町の観光農園には、あっという間に到着しました。下見の日は雨だったので、武甲山が目の前にドドド~ンと聳えているとは思いませんでした。全山石灰岩であるがために、石灰石を採られ採られて哀れな姿となっています。私が高校生の頃に登ったときは、まだまだ緑の多い山だったのに。
神の山、武甲山。
逆光のため、よく分かりませんが、上の写真で、頂上から3分の1付近までは、ベンチカットされていて、段々畑のよう。将来は緑化されるのでしょうが、今は、白い岩肌が痛々しい限りです。
ブドウは、品種ごとに紅葉(黄葉)が異なります。
快晴だったので、葉を通した光りの美しいこと。
ブドウ狩り用のブドウたちは、収穫シーズンも終わりに近づいていますし、ビニール掛けもされているため、カメラ写りは良くありません。
それでも、逆光で採ると美しい!
「食べ放題」とはいえ、ブドウをそうたくさんは食べられませんね。
続いて、シイタケ狩り。ブドウとは違い、その場で採って食べるのではなく(生のまま食べませんものね、当たり前です。)、こちらは、お持ち帰り。
近年のシイタケ栽培は、ほとんどが菌床栽培だそうです。原木栽培は、全国的にも2割程度とか。農園の方のお話によると、
「菌床栽培より、原木栽培の方がずっと栄養価が高く、味も良い。」
とのことでした。
昼食会場は、長瀞。
昼食後、長瀞の岩畳をしばし散策。
紅葉の見ごろは、11月の中下旬とのこと。
緑泥石片岩は、堆積岩とばかり思っていたのですが、大陸プレートと海洋プレートの境界の圧力により形成された変成岩なんですってね。
上の二つの丸い穴は、石ころが岩のちょっとしたくぼみにはまり、強い水の流れでコロコロ回転することにより、長い年月を掛けて岩を削ってできた穴、甌穴(おうけつ)です。
水たまりの中に道ができています。
これは、タニシが這いずり回った痕跡。
旅館の植栽、ソヨゴ(冬青)の実が可愛らしかったです。
今日の夕食は、言うまでもなく、シイタケづくしとなりました。
好天に恵まれたこともありますが、バス旅行も、たまにはいいものですね。