鳩ノ巣渓谷そぞろ歩きの記 その2
お昼をゆっくりと食べ、周辺の植物や昆虫を見て回り時を過ごしていたら、他のパーティーはすでに出発して、私たち3人しか残っていませんでした。
広い休憩場を出発。白丸ダムを目指します。
途中、左手側が崖、右手側が川となります。
崖側に、綺麗な花が咲いていました。
すでに花の盛りは過ぎていたようで、道に、咲き終わった花が多く散っていました。
咲いている花たちは、すでに散った先輩の花たちを心配そうに見つめているかのようです。
アキチョウジ。シソ科の花です。何となくサルビアに似ていますね。
どこが漢字の「丁」の字に該当するのでしょうか? 下の棒がやけに長い「丁」なんでしょうか?
誰ですか、「ええ、ちょうなんです。」って言っている方は?
こやんぴが、言いたくて言いたくて仕方ないのに、じっと我慢をしているというのに・・・。
(してないじゃんねぇ。)
小規模なダムですが、それでも上からのぞくと、吸い込まれそう。
東京都交通局さんが管理されているようです。
ダムから下流側を望むと、左手に階段状の流れが・・・
これは、川岸から流れ込む川ではありません。
では、何でしょうか?
実はこれ、魚道。
ダムができると、魚は、それ以上上流には行けません。
それでは可哀そうだということなのか、内水面漁業上の理由なのか、お魚さんがダムを越えて上流に上る、あるいは、ダム湖から下流に下る道が作られていたのでした。
これでもかなりきつそうですが、お魚さんたちは、何とか頑張って上ったり、下ったりしているのでしょうね。
台風時の強風や、運ばれてきた塩に痛めつけられた木々が多いようですが、ダムサイトの桜は無事。他の樹木に先駆けて紅葉していました。
すでに落葉しているため、「アオツヅラフジかも」と迷いに迷いました。ツルが頑丈そうなのと、実がたわわなことから、どうやらオオツヅラフジ(ツヅラフジ科)のようです。
ブドウかブルーベリーのようでおいしそうです。ちょっと食べてみたくなりますよね。でも・・・これ、有毒なんです。
連れの一人が、発電所を管理する事務所の方が植えたと思われるヒイラギナンテンの実を口にし、その後、オオツヅラフジの実も食べようとしたのですが、賢明にも、あと一歩の所で踏みとどまりました。超能力で危険を察知したようです。