久々に霜が降り、霜柱が立ち上がりました
私の子供のころ、育った家は萱葺きでした。
冬は小さな火鉢と炬燵、湯たんぽだけが暖をとる手段だったので、寒い寒い。
夏は涼しくて最高なんですが、冬はなかなか床から離れられない。
そうすると、母が、
「こやんぴ、雪が降ったよ。」
と声をかけるので、雪の珍しい地域のこととて、私、布団を跳ね上げ飛び起きます。
おお、確かに、屋根の萱の上が真っ白。
ところが、よくよく眺めると、
「なぁんだ、霜じゃないかぁ。」
母に見事に一本取られて、まぁ、そのお陰で学校に遅刻しないで済む、というわけ。
今日は、久しぶりに霜が降り、霜柱が立ちました。
当地は、関東ローム層の地域なので、昔は赤土の表面を持ち上げて10センチ以上に成長する霜柱もごく普通にありました。登校班の仲間たちで、それをグシャッ、グシャッと踏みながら学校に向かったものでした。
今では、赤土が露出している場所も少なくなり、その上、暖冬傾向が強まっていることから、ほんの数センチの情けない霜柱しか見かけません。
子供の頃に私をだました(?)霜の方は、暖冬気味で油断をしていた植物たちを震え上がらせていました。
一番下の写真は小松菜、それ以外は野草です。
冬野菜が甘くておいしいのは、細胞が凍って枯死しないように、葉の中に糖分を増やして、体中の水分を言わば「不凍液」状態にしているから。
ポリブルボン?
昔々その昔、地元の農協の売店で買った小さな蘭、買ったときは、小さな体には似合わない花が咲いていたのですが、あれから何年経ったでしょうか。
咲きません、まったく咲きません。その上、横に這う性質なので育てにくい。
そんなわけで、私から厄介者扱いを受け、それもあって余計意固地になって花を咲かせないのかな、そうも思っていました。
他の蘭には昨年に引き続き蕾が出てきたので、
「あああ、それに引き換え、お前はずっと咲かないんだねぇ。」
と嫌みを言おうと振り向くと、
「あれれれれ。」
小さいのでよく分かりませんが、これは、もしかして蕾?
蘭の名前は、札によると、「ポリブルボン」。
※ セッコク亜科のディネマ・ポリブルボンという蘭のようです。
育てやすい、とのこと。あれま。
ランの芽が伸びてきました
昨年は、3月の末に咲いたキンギアナムが、早くも蕾を付けました。
2種類の株から、合計3つの花茎が伸びているので、この調子だと2月中にきれいな花が咲きそうです。
《 本日の花茎の状況 》
《 昨年の開花状況 》
昨夜は大雨、今日はぽかぽか
昨日は、一日中雨が降り続きました。下手をすれば大雪だったので、雨でよかったかも。
今日は朝から快晴、しかもぽかぽか陽気。
比企丘陵に降った雪は昨日の雨で融けてしまったようですが、奥武蔵や大菩薩、日光連山、上毛の赤城などは雪がかなり降った模様です。当地からも、これらの山々がくっきりと見えました。
ぽかぽか陽気のお昼ごろに、富士がこんなにくっきり見えるのは珍しいことです。
オオイヌノフグリは、もはや「暖冬で狂い咲き」の域を超えて、満開が近づいています。
大雪にはならず 手の指が・・・
川越は、下手をすれば雪が積もるとの予報でしたが、幸い、ほんの少し白くなっただけで、積もることはありませんでした。
数年前までは何とも思わなかった雪かきがしんどくなっているので、積もらなかったのは幸い。
このところ、薬の副作用なのか、足の指が釣ることが多くなっていて、困ったことだなぁ、そう思っていました。
それが、今朝は、同じような症状が手の指にまで出て、ちょっと慌てました。
今も、まだ、手に違和感があります。
我が家の庭にも暖冬の影響が
昨日は、暖冬の野辺に咲く花をご紹介しました。
今日は、我が家の庭に春を探ってみました。
この時期は、本来であれば、地上部が枯れてしまい、地下茎で冬を越すホトトギスの仲間。
ところが、今年は、すでに春の芽。
さすがに、上の方の写真の下葉は寒さの影響をほんのちょっと受けて皺が寄っているような気がします。
こんなにすくすく伸びてしまって、この後、寒気がやってきたらどうするのでしょうか? 心配です。
ヒイラギナンテン(メギ科メギ属)。
昨年咲いたのは3月です。今年は、この調子だと1月中に咲いてしまうかも。
びっくりです。
紅梅。ウメはバラ科サクラ属です。
これは、妻が知人から数枝いただいたもの。
近所でも露地栽培のものが咲いています。