「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

天狗になったスミレ

 ナガハシスミレ(スミレ科スミレ属)。
 新潟県南魚沼市(六日町)にて。

 

 日本海側に自生するスミレなので、埼玉県人の私は図鑑でしか見たことのなかったスミレ。

 

 名前の由来は、「端っこ」(距)が長いから。

 

 テングスミレという別名があり、「なるほど」と頷いてしまいます。

 

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ダイモンジソウかと思ったらジンジソウ

 新潟県に来ています。

 

 糸魚川の銘酒「月不見の池」の元となった本家「月不見の池」を見学。

 

 大規模な地滑りの跡らしく、池の中の巨岩は、崩れ落ちた岩石とのこと。


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 藤の名所のようですが、藤はまだ蕾でした。

 

 池の周りの巨岩にユキノシタがいっぱい! と思ったら、ダイモンジソウでした、と思ったら「横棒」がありません。

 

 ジンジソウでした。

 

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チョウゲンボウの雄

 今朝、いつものように散歩をしていると、立派なカメラを構えている方を見かけました。

 その人の望遠レンズの先には、鳩より大きく、鴉よりも小さな薄茶色の鳥の姿が。

 

「あの鳥は何という鳥ですか?」

とお聞きすると、チョウゲンボウの雄とのこと。

 

 チョウゲンボウは、飛んでいるところを下からしか見たことがなかったので、木にとまっている姿を見たのは初めて。

 

 こちらを向き、

「お前ら、俺に何か用なのかい?」

と言っているような気がしました。

 

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22°ハロが綺麗でした。環水平アークは見られず。

 洗濯物を干していたら、太陽の周りに「白虹」が!

 

 慌てて、カメラを取りに階下に戻り、かけ上がって何枚か撮影しました。

 

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 5月5日、午前11時少し前のことでした。

 

 この後、ベールのような雲も太陽も移動したので、虹色が薄れ、やがて22°ハロは消えていきました。

 

 環水平アークは、まだ一度も見たことがありません。見てみたいものです。

タチツボスミレの閉鎖花

 元我が家の二代目犬コロがいた場所をミニミニ・スミレ園にしているのですが、タチツボスミレの花の時期はとうに過ぎ、ビオラ・ソロリアもそろそろ開花時期を過ぎようとしています。

 

 スミレ科の植物を食草とするツマグロヒョウモンの幼虫(黒い毛虫)が、ビオラ・ソロリアの葉をそろりそろりと食べています。美味しい食事を堪能できる幼虫たち、羨ましい気もしないでもありません。でも、油断は禁物。何種類ものアシナガバチがスミレ畑に顔を出し、幼虫を肉団子にしようと虎視眈々と狙っているからです。

 

 小さな世界で、生きるか死ぬかのドラマが展開されているのです。

 

 さて、この写真は、タチツボスミレの現在の様子。

 

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「なぁんだ、こやんぴったら、もう花の時期は終わったって言っていたけれど、蕾がいっぱいあるじゃないの。まだまだ咲きそうだよ。」

 

 ところが、ところが・・・

 

 スミレの仲間は、春先に花を咲かせますが、その後は、このような蕾が晩秋まで次から次へと登場します。登場はするものの、花開くことはありません。このため、「閉鎖花」と呼ばれます。

 

 蕾の中で、自分の雄しべから自分の雌しべへの自家受粉が行われ、開花することなく膨らんで実を結び、ポンポンと弾けては種を遠くに飛ばし、子孫繁栄を図るのです。