「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

世界地図の両端からウンランが・・・

 一枚目の写真、この頃増えてきた雑草。庭に植えられていたものが逃げ出したようで、所々で見かけるようになりました。花は1センチメートルにも満たないけれど、群生するので意外に目立ちます。

 ツタバウンラン(オオバコ科ツタバウンラン属)。スタバじゃないですよ、ツタバ(蔦葉)。葉の形が蔦の葉に似ているから。

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 メルカトル図法の世界地図、日本で売られているものは、当然、日本がど真ん中にありますが、ツタバウンランは、西の端、ヨーロッパからやってきました。

 

 二枚目の写真は、これ。

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 よく似ていると思いませんか?

 名前は、マツバウンラン

 ツタバウンランは匍匐性ですが、こちらは花茎を思いっきり伸ばします。30センチメートルほどになることも。私が最初にこの花に出会ったのは、三重県の二見駅のホームが最初。今では関東でも見かけるようになりましたが、その当時は見たこともなかったので、その可愛らしさに驚きました。

 

 花も名前もよく似ていますが、属は別で、こちらはマツバウンラン属。ただし、両者とも、キンギョソウの親戚筋なので似ていて当然かも。

 

 マツバウンランは、先程の地図でいうと東の端、北アメリカからやってきました。

 

 フタバウンランとマツバウンランは、東のはてと西のはてからやってきて、日本で顔を合わせた、ということになります。

(両者が同じ場所で生育しているのを見たわけではありませんが・・・)