美味しい「紫蘇巻き」みたいな葉巻き虫
旅行中です。
草津におりますが、昨日、軽井沢での見かけた「紫蘇巻き」をご紹介いたします。
追分宿の「一歩」さんに寄ったところ、脇を流れる水路に向かって、アカソ(イラクサ科)数株が垂れ下がっていました。渋い桃色の花を咲かせています。
あれ、でも、何か変。
アカソからぶら下がっている「何か」が幾つも。
葉っぱが丁寧に巻かれているようです。
葉巻虫の類いが潜んでいると思われますが、こんなに丁寧に葉を巻くとは!
紙巻きタバコのようでもあり、食べて美味しい紫蘇巻きのようでもあり。
もっとアップしてよく見ると、葉の付け根の部分を丁寧に織り込んでいるではありませんか。この葉巻虫、天才だぁ。
ネット検索したところ、ウコンノメイガの幼虫が安全な「紫蘇巻き」の中に潜んで、狩猟蜂などの襲来を避けつつ、アカソの葉を食べているということが分かりました。
ウコンノメイガの幼虫は、アカソなどイラクサ科の葉を食べた後、サナギの時期を経て蛾となり、大豆の葉に卵を産み付けるらしい。
大変です。ビールのお供に欠かせない枝豆が実る前に、大豆の葉っぱが食べられてしまいます。
ずっとアカソを食べていればよいものを、大事な大豆(ここは少し訛って、「だいずなだいず」とお読みください。)の害虫になるなんてねぇ。