2019-05-16 君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟 ※ ヒナゲシの写真は、前々回と同じです。 ヒナゲシと聞いて思い出すのは、恥ずかしながらアグネス・チャンの日本デビュー曲「ひなげしの花」。遠い遠い昔のお話。 アグネスを日本デビュー前のフィルムで見たときは、「この子が日本に来るんだ、へ〜。少しは売れるといいけれど、人気が出そうにもないなぁ。」と思っていたのですが・・・ テレビで何回か見るうちに、熱心なシンシア(南沙織)ファンだったはずが、あっさり改宗。ユースホステルでヘルパーをしていた際には、ホステラーさんたちのお目覚め曲に「草原の輝き」などを流していました。皆さん、さぞや迷惑だったことでしょう。今更ながら、ごめんなさい。 次に思い出すのが、高校の現代国語で習った与謝野晶子の情熱的な短歌。 ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 田舎のむさ苦しい男ばかりの高校だったので、我々生徒にはデリカシーというものがありませんでした。我々の関心は、晶子の情熱に向かうことなく・・・ もっぱらこちら。「雛罌粟(コクリコ)って何だ? えっ、フランス語でヒナゲシのことぉ? それじゃあ分かんねえよ。ヒナゲシならヒナゲシって書いてもらいたいよなぁ。ところで、ヒナゲシってどんな花だっけ?」