「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

お散歩大好きの「こやんぴ」が、ふと出会った植物や動物たちについて思いつくままに記していきます。

半世紀ぶりの川越散策(前編)

 タイトルは「半世紀ぶりの川越散策」となっていますが、私は川越生まれの川越育ち。したがって、いくら無精者のこやんぴとは言え、地元を半世紀ぶりに散策するほどのぐうたら者ではありません。

 

 友人が大学時代に川越へやってきたのがほぼ50年前。今日は、実に久しぶりに、彼と川越をぶらぶら歩いてきたのです。

 

 本川越駅で待ち合わせ、まずは、川越で一番古いお寺、蓮馨寺(れんけいじ)へ。

 名残りの桜にご対面した後、おびんずる様にごあいさつ。おびんずる様のお体のうち、自分の体の悪いところと同じ個所をなでると、具合がよくなると言われています。こやんぴは、当然のごとく、おびんずる様の頭を撫でてまいりました。

 

f:id:koro111koyampi:20190420211156j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420211213j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420211226j:plain

 

 すぐなおるそうなので、すでに頭脳明晰、博覧強記。

 えっ? 「博覧強記」じゃなくて、「薄覧狂記」の間違いじゃないの、ですって?

 そんなぁ。でも、うまいこと言いますね、旦那。

 

f:id:koro111koyampi:20190420211859j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420211924j:plain

 いくつかのお寺を巡った後、河越太郎重頼の墓と伝えられる五輪塔にごあいさつ。

 重頼の娘の一人が源義経の正妻になったのですが、頼朝と義経が不仲になってしまったため、そのあおりを受けた河越氏には悲しい運命が待っていました。

 

 最近、川越観光が盛んになりすぎて、公開していないお寺に遠慮なく、しかもお菓子片手に入り込む人が増えたようで、寺院側も、「参拝者以外の方の立ち入りお断り」としている所が増えました。次の3枚の写真のお寺、残念ながら「観光」目的では入ることができません。

 

f:id:koro111koyampi:20190420212613j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420212641j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420213159j:plain

 

 3枚めの写真のお寺、法善寺には、評判の大酒呑みで、他の人が絶対に食べない虫すら酒の肴にしていたという「虫食い奴の墓」があるのに残念ですね。虫食い奴が座っているのは酒樽です。

f:id:koro111koyampi:20190420213843j:plain

 

f:id:koro111koyampi:20190420213957j:plain

 観光客に人気の菓子屋横丁にも寄りました。

 この建物は、日曜日の「サザエさん」のタイトルにも使われたことがある川越らしさあふれる店でした。残念ながら、「・・・あふれる店でした」なのです。

 

f:id:koro111koyampi:20190420214648j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420214710j:plain

「幸すし」さんの二階席は、手軽にランチがいただけることから、特に女性グループに人気があります。我々は、今回は素通りです。

 

f:id:koro111koyampi:20190420214757j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420215525j:plain

 太陽軒。ステンドグラスが素敵な洋館レストラン。ステンドグラスが素敵です。

 でも、二階は、畳敷き。

 我々は、ここもスルー。

 

f:id:koro111koyampi:20190420215611j:plain

 あぶり珈琲で一休み。

 

f:id:koro111koyampi:20190420215802j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420215747j:plain

 時の鐘周辺は、押すな押すなの賑わい。

 私の親戚が、このすぐ近くにあります。お彼岸とお盆には仏壇を拝みに行くのですが、行きか帰りにここを車で通らざるを得ません。得ないものですから、遠慮しいしい、そろりそろりと通ります。すると、一部の観光客から「なんで車が通るんだよ。」と白い眼で睨まれているように感じてしまう気の弱い私・・・。そんなわけで、最近は、自転車を使っています(雨や雪の日に自転車はトホホです。)。

 

f:id:koro111koyampi:20190420220608j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420220622j:plain

 明治時代の蔵造り商家が川越の代名詞ですが、大正時代のモルタル造りの建物にも、捨てがたい魅力があります。

 

f:id:koro111koyampi:20190420220751j:plain

 右側の3階建ての建物は、その昔、デパートでした。子どもだった私は、

「なんて高い建物なんだろう!」

と思っていたものです。平屋の萱葺き屋根の家に住んでいたものですから。

 

 左側の建物は、外観こそ洋館ですが、実は蔵造りの手法で建てられています。

f:id:koro111koyampi:20190420221429j:plain
f:id:koro111koyampi:20190420221112j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420221131j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420221144j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420221312j:plain

 この建物の2階で、小江戸ビールをいただきました。

 

 向かいは、和菓子の老舗「亀屋」。この店の蔵造りは重厚です。

f:id:koro111koyampi:20190420221620j:plain

f:id:koro111koyampi:20190420221630j:plain

 

 まだまだ、川越散策は続きますが、今日はここまで。