内田百閒さんになったような・・・
今日は、秋葉原駅近くの歯医者さんで、定期的なクリーニング。
川越の歯医者さんに通い続けていたら、今頃、
「もう、インプラントにするしかないですねぇ。」
とかなんとか言われて、100万円ほど請求されたかもしれません。
私の歯の問題個所について、川越の歯医者さんでは、まったくのお手上げだったのに、昔通っていたこちらの歯医者さんに移ったら、ちょちょいのちょい。その後、全然問題なし。
ずっと、こちらに通っていれば良かったと反省した次第です。
クリーニングを終え、どこかに寄っていこうかな、という気持ちになりました。
少しは元気が出てきたようです。
カメラ屋さんに寄ると、どうしても新しいカメラが欲しくなるので、最近は、寄らないようにしていたのですが、
「見るだけ、触るだけならよかろう。」
寄ってきました、ヨドバシカメラ。
うへぇ、ピントが合うのが速い!
あれまぁ、近接撮影がここまで可能なのか!
これはいけません、いつの間にか、値札を見ています。
だめだめ、見るだけだよ、こやんぴ。
パンフレットを数部いただいて、店を出ました。
次、どこに行きましょうか?
つくばエクスプレスに乗って、浅草にでも行ってみましょうか。
さっそく、階段を下りて、乗車口へ。
各駅停車が停まっていましたので、乗り込んだところ、
各駅停車ですし、昼間の時間帯でもありましたから、空いています。
発車したら、こやんぴ、早くも気が変わりました。
この路線は、秋葉原から浅草までしか乗ったことがないので、もう少し先まで行ってみようと方針変更。
南流山で降りて、武蔵野線で新松戸まで行き、流鉄流山線にでも乗ってくるか、そして、久しぶりに一茶双樹記念館に顔を出そうかな・・・
南流山が近づくと、またまた気が変わり、
「そう言えば、柏たなか駅は、義父の工場があった場所に近かったっけ。工場跡がどうなったか、見に行ってみようかな。」
ということになりました。
さて、柏たなかに到着しました。
降りようとしたのですが、電車の中から見える周辺の光景の変貌ぶりに、困惑。道路は広くなるし、ビルが林立している・・・
「これは下調べをしてから来ないと、何もわからないな。」
というわけで、工場跡地見学は断念。断念するのは残念ですが、断念でんねん。
つくばエクスプレス沿線の住宅開発のエネルギーにはものすごいものがありますね。駅数が少なく、駅間距離の長い路線です。高速で走るので、東京への通勤、通学にはとても便利だから当然なのかもしれません。
列車は、茨城県に突入。駅と駅の中間には、のんびりとした田園風景が広がるようになりましたが、駅周辺は、高層マンションあり、新興住宅街ありで、なかなかの賑わいです。驚きました。
乗車した各駅停車は、守谷が終点でしたが、こうなったら、乗り換えて終点のつくばまで行き、筑波山に登ってくるか、てな雰囲気に。
つくばに着きました。写真をスマホで撮ったのですが、ぶれていて使い物になりません。
バスターミナル近くのお蕎麦屋さんに入りました。
席はガラガラだったのですが、店員さんに、カウンターに座るように指示されました。一人の客は、どんなに空いていようが、カウンターに座るように命令しろと教育されているのでしょうか。好きに座ってもらえば良いのにねぇ。素直なこやんぴは、カウンターに座りましたが、ここで減点35点。
天ぷらそばを注文。
メニューには、
「うちは、蕎麦にこだわっているんだぜ~。蕎麦粉は地元茨城産を厳選。しかも、蕎麦は、挽きたて、打ちたて、茹でたて。天ぷらは揚げたて。そばつゆも化学調味料不使用、丹念に出汁をとってるんだから、そりゃあ美味いんだよ~。」
と言った趣旨が、丁寧な言葉で長々と書いてあります。
あっという間に、天ぷらそばが出てきました。
早い、早過ぎる! 空いているとはいえ、つくばエクスプレス並みの速さ! メニューに書いてある「三たて+揚げたて」に「?」が百個ほどつくほどの早さ。「三たて」は、最初から信じていませんでしたが、揚げたてはひそかに期待していたので、減点15点。これで、この店の持点は50点。
蕎麦は、出てくる早さから考えて、茹でた後冷水でしめたとは思えません。なのに、冷えていました、きんきんに。冷蔵していたのかなぁ。
とても美味しいとは言えません。減点20点。
天ぷらは、保温していたのかなぁ。そこそこではありました。そばつゆがまあまあだったので、甘めに減点10点としておきますか。
食べ終わりましたが、蕎麦湯が出てくる気配なし。減点20点。
お願いして、やっと出てきた蕎麦湯・・・
ぬるい、ぬるすぎる! 減点しようにも、すでに0点。
会計をする際に、
「蕎麦湯がぬるいのは、あまりよろしくないですよ。」
と、ニコニコしながらお伝えしておきましたが、改善する気があるのかどうか心もとない雰囲気。
バス停に向かいました。
おやおや、バスは出たばかり。次のバスが来るのは約1時間後。
ということで、地元産のなめこを買っただけで帰ってきました。
目的もない鉄道旅は、内田百閒さんみたいですが、文章は今日食べた蕎麦並みなのが悲しい。