さんざんの外食
コンサート後の夕食
昨日は、初台のオペラシティで、昼のコンサートがありました。
14歳の天才チェリストの演奏に大感激。
余韻に浸りつつ、早めの夕食を新宿でとることとしました。
私は今、牛肉も豚肉も控えているので、鶏肉料理か魚料理、あるいは野菜料理を選ぶこととなります。
思い切って水炊きの店に飛び込みました。
メニューを眺めて、
「た、高い。」
その上、店員さんの説明がすごかった。
「セットには、お野菜もついておりますが、種類が少なめとなっております。もし、もう少し野菜が必要という場合には、別料金となりますが、他のお野菜も追加でお選びになります。
少ないことをえばっております。えばるところではないと思うのですが。
(マニュアル化されているのでしょうね、他の店員さんも、他のお客さんに、「野菜は少なくなっております。」とえばっていました。)
取りあえず、一品料理から始めることとし、水炊きを注文するとしても、単品でお願いするつもりでした。
それが間違いでした
一品料理が来ました。
「す、少ない。」
ボリューム満点とは思いませんでしたが、「そこそこの大きさのある料理」が来るものと思っていたのですが、大きかったのはサラダボールだけ。
サラダボールにちんまりと納まるサラダも、シイタケの肉詰めも、鶏の胸肉も、イメージの半分ほど。
《 シイタケの肉詰め。上品な大きさでした。 》
《 鶏の胸肉も上品な大きさ。 》
「食べ過ぎなくてよかったね。」
と、自分たちを慰めるしかございません。
これでは、お腹が満足しません。さて、水たきはどうしましょう。
メニューを見ると、1人前2,600円とあります。まあまあの値段かな。
さっそく店員さんに質問。
「これって、1人前をシェアすることできますか?」
「いえいえ、お客様ぁ、この写真をご覧ください。これは2人前の写真なんです。ご注文も2人前から承っております。」
えええ、そうなんだ。だって、「1人前」って、単品料理の小ささとは対照的に、必要以上に大きな字で書いてあるじゃあないの。2人前からなら、メニューにはそう書いておいてもらいたいものです。
一人で来店したらどうすんのよ。
妻と相談。せっかくだから、2人前注文しようか、ということになりました。
「それでは、2人前、お願いします。」
「お客様、これはスープと鶏肉だけのご提供となります。野菜類は別料金でございますが、どれとどれになさいますか?」
清水の舞台から飛び降りたつもりの二人でしたが、これでは、追加、追加で、トランプタワーの屋上から飛び降りなければならないではありませんか。
急遽、水炊きはキャンセル。
妻は、親子丼の小、私は雑炊を注文しました。
結果、二人の前には、水炊きを食べた後のしめで食べることを想定したのかもしれませんが、脱力感満載の親子丼と雑炊が出てまいりました。
水炊きをコースで食べるのが正解の店だったんですね。
「次は、コースで食べてみようか。」
と、心にもないことを言う私。
「二度と来ない。」
即座に妻の答が帰ってまいりました。
私も、心にもない前言を翻し、激しく同意したことは言うまでもありません。
二度と行きません。